最近のスナック菓子の消費と変化について

私は学生時代、パッケージデザインを専攻していたので、パッケージを見るのが好きです。中でもスナック菓子のパッケージは各社さまざまな工夫を凝らしていて、見てるだけで楽しかったりします。

私はよくコンビニやスーパーを利用するのですが、スナック菓子の「スティックタイプ」をよく見かけるようになりました。昔からポテロングを始めスティック菓子はありましたが、ここ数年でその数はかなり多くなりましたね。

最近では「カール」「キャラメルコーン」などの、いわゆる定番のスナック菓子もスティックが出てきています。スティックタイプって便利ですよね。袋の中をゴソゴソ探る必要がないし、手が汚れにくいし。専有する面積も袋の菓子に比べても狭いのでオフィスのデスクに気軽に置けますしね。コンビニの棚の占有率も低そうなので、おそらく時代のニーズに沿った変化なのでしょうね。食べやすさや利便性を考える。これもデザインの一つです。

しかしなぜここ数年、こういった商品が頻繁に出るようになったのでしょうか。

そんな中興味ある記事を見かけました

上記の消費推移を見ると、平成に入って以降、減少傾向にあるとのこと。記事ではデフレによる物価下落の影響や、収入の減少などの影響が大きいのではないかと記述されていますね。

その昔、本や、音楽は娯楽の象徴でした。しかし今、本の売上は減少し本屋の数も減り、CDの売上は年々減少しています。そんな減少傾向の中、企業もあれやこれやと必死に策を巡らせている結果が、スティックタイプにするなどの変化をもたらしたのでしょうね。

時代に伴い変化していく。定番のスナック菓子も変化する時期に来ているんだなと思いながら、カールのスティックタイプをぽりぽり食べるのでありました。

明治さんへ。最近「芳醇うすあじ」を店頭で見かけることが少なくなりました。増産・流通、お願いします。

通常版を見る