形が変わるだけで売上4割減?!デザインの不思議

皆さまは「雪見だいふく」をご存知でしょうか。お口の恋人ロッテさんの定番アイスクリームですよね。真っ白(写真はお月見ももちもちバージョンです)でもちもちしたおもち(求肥)の中にクリーミーなアイスクリーム。あんこが苦手な私が唯一食べることの出来る「だいふく」です(え?)

そんな雪見だいふくですが、一度パッケージが大きく変更されたことがあるのをご存知でしょうか?

パッケージを「四角」に変えたら3年間で売上4割減少

雪見だいふくのパッケージと言えば二個入りのまーるい楕円形のパッケージですが、実は1996年、販売15週年に一度「四角」に変更した時期があったそうです。当時榎本加奈子さんがCMしていたそうですが、正直私は思い出せません。ただ確かに一時期四角いパッケージの雪見だいふくは見た記憶があります。

そんな雪見だいふく、実はこの四角いパッケージに変えたのち、3年間で売上が4割も落ちたそうです。その後2001年に元のデザインに戻したそうですが、形が変わるだけでこんなにも売上に影響するなんて恐ろしいですね。

ではなぜ四角いパッケージに変更した途端、売上が落ちたのでしょうか。

理由は円にあり

実は人間は鋭角な長方形より、丸みを帯びた「円形」のものに対して敏感に反応するそうです。

例えば人間や動物の赤ちゃん、物で言えば果物やボール…etcと丸みを帯びたフォルムが多いですよね。

可愛いもの、保護してしまうもの、注視してしまうもの。そういったものの多くは「円」で構成されています。人間含め動物が持つ根源的な欲求なんでしょうね。

そう考えると、雪見だいふくのパッケージが四角に変更したときに売上が落ちたものも納得がいく感じです。

最後に

Webデザインもリンクボタンの形が変わるだけでクリック率が変わったりします。こういった知識も踏まえ、デザインしていきたいものですね。

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