2015.08.11

2017.05.11

ロックなTシャツづくり始めました

ロックなTシャツづくり始めました

株式会社ゼロワンアースは、この度ロックを中心にした服飾ブランド「GENERATION X(ジェネレーションX)」を展開することとなりました。
あのバンドのボーカルが着ているTシャツが欲しい。
バンドのロゴやアーティストの写真をあしらっただけのTシャツじゃ満足できない。
そんな要望を具現化し、提供したい。そして何より自分が着たいものを。
そう思ったのが「GENERATION X(ジェネレーションX)」を立ち上げるきっかけです。

ロックなTシャツづくりのきっかけはこのバンドから

一番初めに何を書こうかなと考えたんですが、この事業を始めるきっかけになった、このバンドから初めないと始まらないです。

ということで第一回目は「ニルヴァーナ(Nirvana)」について書いていこうと思います。
でもニルヴァーナのこと書くのは範囲が広すぎるので、
今回はメジャーデビューしたアルバム「Nevermind」ことについて、書いていこうかなと思います。

薄汚い(グランジ(Grunge))花火が上がった90年代初頭

1991年。

そう1991年といえば、あの歴史的なアルバム「Nevermind」が世に生まれた年ですね。
グランジ前夜、まさに盛大な薄汚い(グランジ)花火が盛大に上がろうとしていた年。

この頃、グランジ/オルタナティブは日本ではまだHR/HMの範疇にカテゴライズされており、
私が知るかぎりでメジャーなメディアで取り上げられたのはメタル専門誌の「BURRN!」(確か「Nevermind」のアルバムの点数が87点だったかな)。
日本初のインタビューも「BURRN!」誌が初だったと思います。
ロッキング・オンも取り上げたのは、欧米で反響が出てからだったと記憶しています。

ちなみに1992年1月11日にマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の4年ぶりのアルバム「Dangerous」を蹴落としチャート1位になっています。

なので世間に認知されるのは少し先になります。

10代の精神の匂い

爆発的に人気に火が付いたのは、間違いなく「Smells Like Teen Spirit」でしょうね。
当時R&B、HIP-HOP専門のFM局までがローテションで流したり。
まさにジャンルを超えたヒットになりました。

「ハロー、ハロー、どのくらい酷い?(Hello, Hello, Hello, How Low?)」
このブリッジが取り上げられること多いですが、私は

「a mulatto, an albino, a mosquito, my libido,(混血、白子症、蚊、俺の性的衝動)」
この歌詞が当時凄く耳に残りました。

「10代の精神の匂い」なんて意味深なタイトル。

実際は当時恋人だったビキニ・キル(Bikini Kill)のトビー・ヴェイルが

「カートは「ティーンスピリット(体臭用のデオドラント)」の匂いがする(Kurt smells like Teen Spirit)」と
スプレーで落書きしたものを見たカートが、面白がって付けただけというオチだったりしたときは笑ってしまいました(笑)

グランジ(Grunge)前夜祭

そんなニルヴァーナがレディング・フェスティバルに出演したのは1991年8月23日。
「Nevermind」がリリースされた約1ヶ月前のことでした。

世間では1992年のレディング・フェスティバルのパフォーマンスが有名(ライブDVDやアルバムも出てますね)ですが、
このまさに爆発していくこの時代の高揚感てやつは、この1991年のレディング・フェスティバルのパフォーマンスが個人的には印象深いものがあります。
公式の映像は無いみたいですが、ソニック・ユース(Sonic Youth)のDVD「The Year Punk Broke」や
YOUTUBEあたりで探すちょろちょろ出てきます(公式で出してくれー!)。

初めて目にした印象的なスウェット

レディング・フェスティバルはパフォーマンスはもちろんなんですが、実は私もう一つ目につきまして。
何かというとカートが着ているスウェットなんです。

「SOUNDS」と書かれたサークルのスウェット。私はこれに目を奪われてしましました。
※調べてみたらイギリスの音楽誌「サウンドマガジン」の付録についていたスウェットらしいです。

一言で言うと「かっこいい」。

当時同じものが欲しくて、色々探したんですが無かったんですよね…。
カートはノーブランドのよく分からない柄のTシャツ、もしくは好きなバンド、アーティストのシャツを着ていることが多かったので、
極東の島国では探すのに当時限界がありました。まだネットも一般的ではなかったですしね。

じゃあ作ってしまえと

でもそんなカート(グランジ・ファッション)のファッションは当時すごく注目され、本人の意図とは違い、欧米では凄く流行ってしまいました。
当時の流行に、カートは呆れたかもしれませんね。

元ブラック・フラッグ(BLACK FLAG)のヘンリー・ロリンズがインタビューで、
「汚らしいGパンにネルシャツ着たら誰でもグランジスターになれる」なんて感じの皮肉を言ってましたね。
パール・ジャムのエディー・ヴェダーの着ているコーデュロイのジャケットレプリカが、シャネルかグッチかで何十万で売ってたり…。

ちなみに「SOUNDS」のスウェット、少し前に海外のブランドからTシャツのレプリカが出たりしてましたけど、あまりディテールが良くなかったなあ…。

そうなるとやることはひとつ、思い余って自分で作ってしまおう!

というわけでTシャツの印刷工場の方と色々打ち合わせしたりして…
ようやく完成いたしました!

ただまったく同じものを作るのは作りたくなかった。
当時の空気感を出しつつ自分たちの感性を入れたい。

やはり90年代音楽シーンの大きなキーワードは「グランジ(Grunge)」。
ならこれを入れないわけにはいかない!

ということで「SOUNDS」を「GRUNGE」に変え、他のディテールは色んな写真から探し、元は崩さず再現してみました。
スウェットだと季節、着る人を制限してしまうのでTシャツを採用。
Tシャツの素材感は重すぎず軽すぎない5.0オンス。適度に伸縮性もあり耐久性にも優れている天竺編みを採用。
コストを考えるとインクジェットプリントがいいのですが、特有の凸凹した質感・は個人的にNGだったので、シルクスクリーン印刷を採用。
染料を染み込ませ、洗濯するごとにプリントにビンテージ感が出るように色々こだわりました。

「GENERATION X(ジェネレーションX)」の第1弾。

名称「Grunge Circle」
限定20枚。興味のある方は是非!
販売価格:6,900円(税込)

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