2018.10.31
コーディング
ユーザーのアクション無しでbotを判別する「reCAPTCHA v3」がグーグルからリリース
2018年10月30日にグーグルから、reCAPTCHAの新バージョンreCAPTCHA v3
が公開されました。
reCAPTCHA v3ではいままでゆがんだ文字を読み取ったり、チェックボックスにチェックを入れるなどのアクションが必要だった操作が不要になり、ユーザーのサイト閲覧時の動作に対してスコアをつけ、そのスコアで人間とbotを判別します。
reCAPTCHA v3の概要
reCAPTCHA v3
は「アクション」という新しいタグ機能をサイトの任意のページに埋め込むことで、
ユーザーのサイト内での一連の操作における動作をスコアで定義できるようになります。このことによりgoogleはウェブサイトの管理者に対し複数のページに導入することを推奨しています。
reCAPTCHA v3
はスコア定義とアクションの設定によってセキュリティの必要なページでユーザーの操作を妨げることなくサイトを保護することを実現しています。
新しい機能
reCAPTCHA v3
では管理画面から、サイトに設定したアクションに関する統計情報が確認でき、どのページへのトラフィックが不審なのかや、botの攻撃対象となっているページの把握を行うことができます。
危険性の高い状況においてどのように対処すべきかをさらに正確に判断できます。
まとめ
reCAPTCHA v3
を利用することで、運営者はユーザーの操作を妨げることなくサイトを保護し、危険性の高い状況においてどのように対処すべきかをさらに正確に判断できます。
アクションタグとスコアをさまざまなタイプのトラフィックに応じてカスタマイズして運用することで、ウェブサイトのニーズに基づいてbot対策を行い、ユーザーエクスペリエンスを改善できます。
アクションの設定に最適化は必要そうですが、ユーザーに負担を強いずにサイトのセキュリティを高めることができるので、導入を検討してみましょう。