2016.11.25
2017.05.15
ホームページ制作関連
サイトの表示速度について改めて考えてみる
モバイルファーストが当たり前の時代になったことで、Webサイトの表示速度に対する関心が高まっています。
PCサイト全盛時代Webサイト制作における表示速度に対する意識は「感覚的に重くなければOK」といった風潮が強く、その感覚で作成したWebサイトに対してお客様より「サイトが重たい」という指摘をいただくことはありませんでした。
しかし近年ではお客様から具体的に「〇秒以内に表示するサイトにしたい」といったご要望をいただくことも珍しくなくなりました。
PCサイト全盛時代から表示速度が〇秒下がれば「離脱率が〇%下がる」「コンバージョン率が〇%上がる」といった情報はあふれていましたが、近年あらためて注目されるようになった理由は2つあると考えています。
サイトオーナーにモバイルファーストがようやく浸透してきた
アナリティクスなどのアクセス解析で閲覧数の半数以上がモバイルからのアクセスであるとわかっていても、PC表示がメインでモバイル表示はサブといった感覚が抜けていないサイトオーナーは少なくありませんでした。
しかし最近では8割モバイルからのアクセスといったサイトも珍しくないほどモバイルファーストが加速し、モバイル表示がメインという感覚がようやく定着し始めたのではないかと感じています。
モバイルサイトの重要度を理解したことで、通信環境が一定ではないモバイルサイトに対する表示速度改善の需要が高まったといえます。
スマホサイトにおける他社との差別化
PCサイトに比べて限られた画面サイズで表現しなくてはいけないスマホサイトのレイアウトはある程度フォーマット化されてきています。
そのため、レイアウトで他社サイトと大きく差別化することは難しいのが現状です。 そのような状況で有効な手段の1つが表示速度の改善です。
同じようなショッピングサイトがあった場合、 表示の遅いサイトと早いサイトどちらを利用するかといわれると間違いなく後者になるのではないでしょうか。
個人的にはデザイン性やサイトの使い勝手が少し劣っていたとしても表示が早いサイトを使用します。
表示速度を早くするために
表示速度の改善は1つ行えばよいというものではなく画像の最適化、ソースコードの最適化、サーバーの最適化などを総合的に行う必要があります。
また表示速度にこだわりすぎると運用面で支障がでるような構成になってしまったり、ユーザーに伝えないといけない情報を削ってしまったりと別の問題を作ってしまうことも多いです。
そのためちょうどいいバランスを模索しながらチクチクとチューニングしていくといった作業となります。