ページ閲覧の邪魔をする広告表示が含まれるWebページの検索評価を下げる方針を、Googleが決定

Webページを見ようとしたら、広告がどーんっ…と目の前に表示されて、イラっとされた方は少なからずいらっしゃると思います。

見たいコンテンツの上に被さるように表示したり、目的のページに行かず広告ページが挟み込まれたりする、この広告は「インタースティシャル広告」と呼ばれております。

正直、コンテンツを見たいという目的がある時に、広告に邪魔をされるのはストレスを感じますよね。そして、ついにGoogleもこの広告表示はWeb閲覧においてフレンドリーでは無いと判断したようです。

Googleがインターステンシャルを含むページにペナルティ

Googleは、インターステンシャルを表示するWebページの検索評価を下げる方針のようです。

このような表示がなされるWebページは、ペナルティの対象となる可能性が高いです。しかし例外もあり、

これら、機能や仕様上必要なものについては対象外となるようです。

ペナルティを受けるのは、ページ単位

インターステンシャル広告のペナルティを受けるのは、それが含まれるWebサイト全体ではなく、ページ単位で受けるようです。
たとえば、トップページにのみインターステンシャルを表示させている場合は、トップページにだけペナルティの影響を受け、下層のページは影響を受けないようです。

ペナルティの実装は2017年1月予定

実際にペナルティと判断されるようになるのは、2017年1月以降の予定とのことです。このタイミングでアルゴリズム更新が入る模様です。

なお、モバイルではアプリのダウンロードを勧めるインターステンシャルを、11月以降からモバイルフレンドリーではないと評価するようです。Google developers のモバイルガイドにも、インターステンシャルについての項目があります。

Google developers
Mobile Friendly Websites
インタースティシャルを回避する

ユーザーに快適にコンテンツを利用してもらうために

Googleが目指すものは、全てのユーザーに快適にWebコンテンツを利用してもらうことで、それが実現できないと判断された機能や仕様は、今後もペナルティの対象として判断されていく可能性があります。

もし、このような広告表示を実装されているのであれば、早急に改善の対応が必須と言えます。

何より、必要の無い広告やテロップがメインコンテンツ利用の邪魔をしてくるのであれば、ユーザーの目線で考えた時には確かに不要なものと納得できます。今回はインターステンシャル広告という点にフォーカスを当てましたが、Webサイトの根本的な考えとして、いかにユーザーが利用しやすいのかを第一に考えるということは、情報発信者としては最重要項目として考えていくべきだと思います。

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