2018.10.05
Photoshop
【初心者向け】PhotoshopのPSD(PSB)形式ってなに?
保存データのファイル形式について
Photoshopでイラストやデザイン、写真のレタッチ作業するにあたり、欠かす事のできない作業の一つがデータの保存です。
いろんな画像編集やレイアウトアプリを使用する際、使用目的に合わせたファイル形式でのデータ保存は行いますが、Photoshopに関しても様々な保存データのファイル形式があります。例えば代表的なもので言うと「JPEG」や「PNG」「GIF」などがあり、これらは他のアプリでも存在する汎用的な保存形式です。
しかしPhotoshopには「PSD(PSB) ※」とよばれるPhotoshop独自の保存ファイル形式があります。ではなぜPhotoshopにはPSD形式もしくはPSB形式があるのでしょうか。
※PSDは「PhotoShop Document」、PSBは「PhotoShop Bigdocument」の略です。PSBは名前の通り、PSD形式では対応できない大容量(保存容量が大きい、ドキュメントサイズが極端に大きい…etc)のファイルの際に保存する形式です。
PSD(PSB)形式で保存する理由とは
簡単に言うと「編集した内容を残す」のか「残さない」のか。それだけです。
例えば「JPEG」や「PNG(Fireworksは例外)」はWebで使用する保存形式としてスタンダートな形式ですが、トリミングや色相を変えたりフィルターをかけたりなどの様々な「作業内容を保持したまま」保存できません。
一方PSDもしくはPSB方式はその「全ての編集内容を保持」しています。つまり再度編集できるのはPSD・PSB形式のみということになります。
最後に
PSB形式についてですが、バージョンの古いPhotoshopでは開けなかったり最新バージョンでも一部の機能が使用できないデメリットがあるので、他人とファイルを共有する際には注意が必要です。
PSD(PSB)形式で作業工数が増えてくると時々フリーズしてしまうことがあります。何時間もかけて作業した内容が全て水の泡に!なんてことはプロの現場でもよくあることです。なので保存はこまめに行いましょう。