2018.10.29
ホームページ制作関連
備えて安心、Webサイトのアクセス集中対策
Webサイトを運営していると様々な要因でWebサイトへのアクセスが集中して高負荷になり、満足にWebサイトを利用できないということがおきます。
例えばセールを行い通常よりもユーザーのアクセスが増えた。SNSやテレビで取り上げられて一気にアクセスが増えた。大量の広告投下によりアクセスが増えた。などアクセスが増える要因は様々です。
ではそういったアクセスの集中に対してWebサイトはどういった対策が行えるのでしょうか。
基本的な対策
Webサイトに使用しているファイルやプログラムなどを見直す
画像の圧縮やプログラムの処理の効率化など、そもそもWebサイトの処理を軽くし高速化することは非常に重要です。1アクセスあたりの処理を軽くすることはアクセス集中対策だけでなく、ユーザーのスUXの改善の面からも非常に重要です。
最適なサーバーを選択する
Webサイトをある程度運用しているとアクセスログから平常時のアクセス量、繁忙期のアクセス量などから必要なサーバースペックが割り出せます。気軽にできることではありませんが、定期的に現在のWebサイトの運営状況から最適なサーバースペックを見直しましょう。
CDNを利用する
CDNとはコンテンツデリバリーネットワークの略で、Webサイトの情報を複数のサーバーにあらかじめ用意しておくことで、アクセスを分散させ負荷を軽減する仕組みです。普段からアクセスの多い中規模から大規模なWebサイトなら導入を検討してみてもいいかもしれません。
緊急時の対策
一時的にサーバースペックをあげる
不足の自体でサーバーにアクセスが一気に集中したり、セールなどで事前にアクセスの集中が予測される際は一時的にサーバースペックなどをあげることが可能です。クラウドサーバーなどを利用している際は比較的簡単にこれを行うことができます。
サービスの選定を行う上でこういった対策が可能かどうかも選定基準の重要な要素です。
ロードバランサーを導入する
ロードバランサーとはサーバーへのアクセスを振り分ける仕組みです。上記のような対策をしてもアクセス集中に耐えられない時にサーバー全体がダウンしてサービスすべてが止まることを防ぐために例えば管理画面へのアクセスのみを優先してアクセスできるようにしてフロント画面ではエラー表示をするなど、Webサイトの特に重要な部分だけを守るために導入したりします。
Webサイトの運用に置いてアクセスが集まることは嬉しい反面、そこでサーバーがダウンしたりしてしまうとお客様の信頼を失うことにも繋がります。過度な対策はコストがかかり過ぎてしまいますが、Webサイトの規模にあった最適な対策を行いましょう。