2018.11.20
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DNSの有効期限を設定するTTL
TTLとはTime to Liveの頭文字で、ネットワークやDNSに関連する用語として使われます。
今回はDNSにまつわるTTLをご紹介します。
DNSのキャッシュの有効期限を設定するTTL
TTLは上でも紹介したとおりTime to Liveの頭文字で直訳する生きていられる時間です。
DNSにまつわる用語としてはDNSのキャッシュの有効期限のことを言います。
これは一概に長ければいい、短ければいいというものではありません。
一般的にはサーバー会社がデフォルト値を設定していて、
サーバー会社によって数時間であったり、1日であったりと異なります。
通常ではそこまでこの値を気にして運用する必要はありませんので、デフォルト値でいいと思います。
ではどういったときにこのTTLの値を見直す必要があるのでしょうか。
DNSを切り替える際にTTLを少なく設定する
サーバー移転をしたり、システムの入れ替えを行う際などにはDNSの切り替えが必要になることがあります。
このDNSの切り替えを行う際は変更したDNSの設定を早く浸透させる必要があります。
そういった場合にこのTTLの設定を短く設定しておきます。そうすることで、DNSの設定を変更したときに早くその設定が浸透しやすくなります。ただ、DNSの設定の浸透には様々な要因がありますので、これをすれば確実に早くなるというものではありませんが、要因の一つになりますので、素早くDNSを切り替えたい場合などには設定を見直してみてください。
注意点としては、TTLの設定はDNSのキャッシュの有効期限の設定ですので、事前に設定をしておく必要があります。
またこの設定を変更する方法もTTLを管理している会社によって異なります。
DNSの切り替えなどは自社だけでコントロールできないことも多々ありますので事前の準備が重要になります。
DNSの切り替えの設定などをできるだけ早く浸透させたい場合はTTLの設定を見直すことも検討してみてください。