2019.01.15

2019.01.22

Webデザイン

今こそ求められるUXデザインスキル

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ここ数年、「UXの向上」とか「UXデザインが優れている」といった形で耳にすることが多い「UX」、「UXデザイン」という言葉。実際に何を意味し、どのようなことを目指すものなのでしょうか?

UXとは

UXとは「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略語で、製品やサービスを通して得られるユーザーの体験や、その体験からユーザーが感じることの総称です。
こう書くと、実際にその製品やサービスに触れることによってのみ得られる体験のことのように思われますが、頭に浮かんだイメージや過去の体験に基づく記憶や感情なども含むため、実際にはそれらを手に取る以前から得られる体験でもあると言えます。

「よい経験をしたい」という感情は万人に共通します。ユーザーの体験が製品やサービスに対するイメージや購買意欲につながることを考えると、「UX」はビジネスを行う上での最重要事項の一つであり、「UX」の向上によりビジネスチャンスが広がることは言うまでもありません。

交通系ICカードの例

具体例として「交通系ICカード」を挙げてみましょう。
紙の切符が主流だった頃は、券売機の前にはよく行列ができていました。他会社の路線に乗り換える日は何度も並ぶ必要があり、乗る前からうんざりしたものです。
ICカードの登場で私たちは切符購入時の煩わしさから解放され、鉄道会社の相互提携により乗り換えもスムーズになりました。またコンビニなどでちょこっと利用できるので、小銭を持ち歩く必要がなくなりました。

UXデザインとは

さて「UXデザイン」を直訳すると「ユーザー経験をデザインすること」。「デザイン」とは「最適化」、「問題解決」を意味しています。
ユーザーが製品やサービスを選ぶ時、本質的には見た目の良さだけを追求しているわけではありません。問題解決につながるか?目的達成のため最適化されているか?実用的であるか?ユーザーの抱えたストレスを解決するスキルこそが「デザイン」です。
私たちユーザーの利便性を格段に向上したICカードは、UXデザインが優れた好例といえます。

何ごとにもUXデザインスキルが求められる現代

UXデザインスキルが要求されるのはWebサイトにおいても同様です。
直感的に操作が可能で、シンプルな導線で確実に問題解決へと誘導してくれるWebサイトは、ユーザーにとって有益なだけでなく、24時間365日休みなく情報を発し続ける優秀な営業マンとして、事業者の頼もしいビジネスパートナーとなります。
情報のあふれる現代だからこそ、真に有益な製品やサービスが評価される時代です。ユーザーの行動に対する洞察を深め、ストレスや悩みを解消するべくデザインスキルをぜひ身につけたいものです。

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この記事の筆者

Webクリエイター 古川 徹朗

Webクリエイター 古川 徹朗

Webに関する様々な知識を身に付け、理論的な問題解決を常に目指す頭脳派クリエイター。

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