書店のWeb関連の書籍コーナにずらりと並ぶWebマーケティングの本

久々に本屋さんのWeb制作系のコーナーに立ち寄ると、Webマーケティングの本がずらりと並んでいました。この手のコーナーの主役は制作ノウハウが定番ですが、これも時代だなぁ〜と感じたました。

なぜWebマーケティング

Webマーケティングが取り上げられているには理由があります。その前にさくっとこれまでのWeb戦略のトレンドを振り返ってみようかと思います。

SEO黎明期

ホームページを作っただけで成果が出る時代はWeb黎明期の話で、作りっぱなしのホームページでは、認知すらしてもらえません。そこで、脚光を集めたのがSEO対策です。昔の検索エンジンは小手先で一時的に順位を上げることも可能で、まっとうな業者もいましたが、前述のような小手先の手段を用いる悪徳業者も横行していました。

しかし、Googleの検索エンジンのアップデートにより、そのような小手先の手法は淘汰され、まっとうに運営しているコンテンツが正当に評価される時代に移っていきます。

Web広告の時代

次に注目を集めたのがリスティング広告です。SEO対策は真面目に取り組んでいても成果が出るまでに時間がかかります。広告は検索結果の上位表示よりさらに上の位置に表示されるので、検索上位に表示されていないページでも、広告を出稿すればアクセスを稼ぐことができました。

キーワードを設定できるので、ある程度セグメントされたユーザーがページを訪問するのも人気を集めた要因の一つでした。

コンテンツマーケティンが注目を浴びる時代に

リスティング広告も、参入企業が増え、有効なキーワードの単価があがり、費用対効果的に撤退する企業も増えきたなか、注目を集め始めたのが、コンテンツマーケティングです。

これら全て、コンンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングは成果が出るまでに、時間がかかります。しかし、広告のように、資金の投下を止めた瞬間に効果がなくなるものではありません。

これまで広告に割いていた予算を一時期に、売り上げは下がったとしてもコンテンツマーケティングに予算をシフトする企業も増えているようです。

長期的な戦略で考えれば理由は明白な気がします。

広告は嫌われる・有益なコンテンツはシェアしたくなる

広告は嫌われる傾向にありますが、ユーザーにとって有益なコンテンツはシェアされる傾向にあります。

コンテンツマーケティングは直接的にクロージングするようなページばかりではなく、ユーザーに役立つ情報を提供し、コンテンツをシェアしてもらうことにより、さらに広がります。まさにAISASですね。

書店の本棚にWebマーケティングの本がずらりと並ぶのもうなずけます。

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