2015.08.17
2017.05.29
ホームページ制作関連
WordPressやEC-CUBEに代表されるCMS
CMSとはContent Management Systemの略で文章や画像等のホームページのコンテンツを一元管理してホームページを編集していく仕組みのことです。この仕組みを導入することによってHTMLやCSS等の専門知識がなくてもページを増やして行くことや編集したりすることが容易になります。
大手も採用するWordpressやEC-CUBE
かなりの種類のCMSが存在しますが日本ではWordpressやEC-CUBEが有名どころです。
- WordPress
- WordPressはブログシステムをベースにしておりますが柔軟なカスタマイズ性で大手での採用例もあります。
- EC-CUBE
- EC-CUBEはオンラインストアを制作することに特化したCMSでこちらも大手での採用例があります。
WordPressやEC-CUBEを採用する理由
- GPLライセンスのため利用料が掛からない
- 独自にシステムを開発するよりも安価で構築できる
- 扱える開発者が多い
- プラグインが豊富
- カスタマイズ性が高い
といったところでしょうか。両CMS共にベースはPHPで制作されており、殆どのレンタルサーバーで運用することが可能です。
CMSの罠CMSは万能ではない
CMSを導入するとホームページを何でも自由に編集できるのか?答えはノーです。厳密に言えばかなりのカスタマイズを行えば可能ではありますが現実的ではありません。
CMSは決まった型で更新されることを前提としている
CMSは決まった型で更新することを前提に制作されますので、イレギュラーに弱いのが欠点です。ですが考え方を変えれば常に一定のクオリティーでコンテンツを提供できるということになります。それにホームページはHTMLというページを構造的にマークアップする言語で制作されていますので、そのWebサイトにとって正しい構造を常に維持できるということにも繋がります。そのような構成のホームページはSEO的にも有利だと考えられています。
要望が多くなれば更新も複雑に
WordPressやEC-CUBEはカスタマイズ性にも富んでいますので潤沢に資金があれば殆どのご要望にお応えすることができます。ですが、仕様が複雑になれば操作も複雑になりそのシステムを利用するための専門知識が必要になってしまい、本末転倒な結果になってしまうことすらあります。ホームページを効果的に運用するには更新は欠かせませんので何処かで折り合いを付ける必要があります。
SEO観点では思ったより簡単に更新できない
Web標準が流行っていた時代に比べると厳密ではありませんが、SEO対策を有効的に行うには、正しくページをマークアップする必要があります。それが意味することは正しくHTMLを理解しておかないとSEO的に有利な更新はできないということです。
CMSは決まったルールが得意
CMSは決まったルール通りにページを量産するのが得意です。言い換えればSEO的に有利なルールづくりを最初にしておけばSEO的に有利なコンテンツが量産できるということです。そのためには入力にも一定のルールが発生しますがルールさえ覚えてしまえば簡単に良質なページが量産できます。
CMSの相談は専門家に
CMSは上手く活用すると、SEO対策にも大きな力を発揮し、Web戦略の一翼を担うシステムにもなりえます。それだけに初期段階で運用を見据えた仕様をきちんと固めておくことが最重要課題なのです。全ての要望を叶えるのことだけが良いCMSでは無く、全ての人に運用しやすいことが優れたCMS構築だと私は考えます。