2017.01.06

2017.09.15

中小企業-経営戦略

マズローの欲求5段階説をさくっと理解する

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突然ですが「あなたの人生や仕事の原動力は何ですか」と質問されると即答することができるでしょうか。

現代社会はものすごいスピードで変化し、日々の生活をこなすことで頭がいっぱいになっている人が多いと感じます。

自分の原動力がわからないとモチベーション維持が難しくなり慢性的にモチベーションが上がらないといった問題に発展することも珍しくはありません。

そこで今回は「原動力や動機」を欲求という切り口で分析する欲求5段階説をご紹介いたします。

これを理解すれば自分はどの欲求階層にいるのか知ることができモチベーションを上げるために、 どのようなステージを目指すべきかを知ることができます。

欲求5段階説とは

アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローが人間の欲求を5段階に分類したもので、低階層の欲求が充たされると次の欲求を欲するという考え方です。 以下のようなピラミッド型の図で示されており、欲求は並列に並んでいるのではなく下から1段づつ進んで聞くことが原則となります。

マズローは晩年、6段階目があると発表したようですが、今回は5段階を前提に解説いたします。

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生理的欲求

生きていくために必要なものの欲求のことで、簡単に言うと食欲や睡眠欲といったものになります。

モチベーションとの関連性でみると、毎日おにぎり1つ、睡眠が2時間といった生活をしている人に、この仕事をすれば朝昼晩の食事と8時間の睡眠は保証するというとモチベーションは確実にアップするはずです。

しかしこれが当たり前になっている段階の人に「あと睡眠を1時間プラスする」といった条件を提示してもそれほどモチベーションアップにはつながりません。 そのような場合は次の安全欲求に駒を進めます。

安全欲求

生理的欲求を叶えた人が次に求める欲求は「安全」です。 雨風をしのぐための家や健康といったものになります。

生理的欲求と安全欲求は「物質的な欲求」とよばれ生命を脅かされないための欲求となります。

日本の社会人の場合ここまでの欲求は叶えることができていることが大半だと思います。

社会的欲求(帰属欲求)

集団に属したり仲間がほしくなったりする欲求です。 生きるために必要な物質的な欲求の次にこの欲求がくるほど基本的な欲求となりますが、 コミュニケイションが苦手な方が増加傾向にある現代社会ではこの部分の欲求を満たすことが1つの課題といえると思います。

社会的欲求が満たされなければ孤独感や社会的不安を感じやすくなります。

尊厳欲求(承認欲求)

社会的欲求を満たした人はそこで帰属したグループで他者から認められたいという欲求が発生します。

自己実現欲求

他者に認められ尊厳欲求を満たした人は最後に理想的な自分になりたいという欲求にたどり着きます。 他人やお金のためではなく、あくまでも理想的な自分になるための行動をモチベーションにすることができる段階となります。

さいごに

マズローの欲求5段階説は非常にメジャーなものですが、 改めて見てみるとやはり面白いと感じました。

自分がどの段階にいるかを理解することも非常に重要ですが、 自分の周りにいる人がどの段階にいるのかを分析することでその人をより理解することができるようになります。

プライベートでもビジネスでもモチベーション分析のガイドラインとして使用してみてはいかがでしょうか。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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