レベニューシェアって何ぞや

新しい契約の形

ここ数年で新しく耳にするようになったビジネスモデルとして、「レベニューシェア」という形態があります。
ウィキペディアによると、

「アライアンス(提携)手段のひとつ。支払い枠が固定されている委託契約ではなく、パートナーとして提携し、リスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益をあらかじめ決めておいた配分率で分け合うこと。」

としています。
いってみれば「売り上げや利益に応じてあらかじめ決めておいた配分率で事業収益を分配するので、○○してくださいね」といった契約形態です。

レベニューシェアの代表例

例をひとつ挙げてみましょう。
手作りの子ども服をネット販売しようとしたとき、依頼者はWeb制作会社にWebサイト制作を依頼し、サイト制作費用をはじめとする初期費用および月額の料金(メンテナンス料金など)を支払うのが一般的なやり方です。
しかしもし依頼者と制作会社が「毎月販売収益の○%を分配する」といった内容のレベニューシェアで契約した場合、ネットショップオープン後の月々の売り上げからの分配で賄うことによって、初期費用の負担を軽くする、もしくはゼロに抑えることができます。月額料金に関しても同様です。

レベニューシェアでは、収益の分配を基本としているため、分配すべき収益が数字として明確にしやすいECサイトや、ITソリューションといったシステム開発の現場を中心に導入が進んでいます。具体的には以下のようなものがあります。

メリットとデメリット

なおレベニューシェアには以下の通り、依頼者と制作者双方にメリット・デメリットがあります。

依頼者側

メリット

デメリット

制作者側

メリット

デメリット

まとめ

レベニューシェアという契約の形についてご紹介しました。
良いアイデアを持ちながら、資金力が低くなかなか実行に移せない個人事業主や中小企業、ベンチャー企業にとって強いカードとなりそうですね。
なにはともあれ、依頼者と制作者が二人三脚の形で事業を築き上げてゆく契約の形です。両者の深い信頼関係、相互理解が必要となることはいうまでもありません。

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