2018.02.09

中小企業-経営戦略

レベニューシェアって何ぞや

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新しい契約の形

ここ数年で新しく耳にするようになったビジネスモデルとして、「レベニューシェア」という形態があります。
ウィキペディアによると、

「アライアンス(提携)手段のひとつ。支払い枠が固定されている委託契約ではなく、パートナーとして提携し、リスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益をあらかじめ決めておいた配分率で分け合うこと。」

としています。
いってみれば「売り上げや利益に応じてあらかじめ決めておいた配分率で事業収益を分配するので、○○してくださいね」といった契約形態です。

レベニューシェアの代表例

例をひとつ挙げてみましょう。
手作りの子ども服をネット販売しようとしたとき、依頼者はWeb制作会社にWebサイト制作を依頼し、サイト制作費用をはじめとする初期費用および月額の料金(メンテナンス料金など)を支払うのが一般的なやり方です。
しかしもし依頼者と制作会社が「毎月販売収益の○%を分配する」といった内容のレベニューシェアで契約した場合、ネットショップオープン後の月々の売り上げからの分配で賄うことによって、初期費用の負担を軽くする、もしくはゼロに抑えることができます。月額料金に関しても同様です。

レベニューシェアでは、収益の分配を基本としているため、分配すべき収益が数字として明確にしやすいECサイトや、ITソリューションといったシステム開発の現場を中心に導入が進んでいます。具体的には以下のようなものがあります。

  • ECサイト・通販サイト
  • ゲームソフト
  • Eラーニングシステム
  • コンテンツビジネス
  • 予約システム
  • 業務システム

メリットとデメリット

なおレベニューシェアには以下の通り、依頼者と制作者双方にメリット・デメリットがあります。

依頼者側

メリット

  • 初期費用を安く抑えることができる
  • あらかじめ設定した配分率以上の費用を支払う必要がない
  • プロへ依頼することで成長スピードが速くなる
  • 成果報酬型の契約のため、制作者のモチベーションを高く維持できる

デメリット

  • 収益に比例し制作者に支払う費用が増える
  • 意思決定に際して制作者との調整が必要

制作者側

メリット

  • 継続的な収入源となる
  • 固定報酬より多くの収入を得られる可能性
  • 将来性の高いビジネスに関わるチャンス
  • 成果報酬型の契約のため、自社のモチベーションを高く維持できる

デメリット

  • 十分な報酬を得られないリスク
  • 収入額が見込みにくい

まとめ

レベニューシェアという契約の形についてご紹介しました。
良いアイデアを持ちながら、資金力が低くなかなか実行に移せない個人事業主や中小企業、ベンチャー企業にとって強いカードとなりそうですね。
なにはともあれ、依頼者と制作者が二人三脚の形で事業を築き上げてゆく契約の形です。両者の深い信頼関係、相互理解が必要となることはいうまでもありません。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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