2017.07.20
クリエイティブ
リンク画像抜けともおさらば! Illustrator(CC)で配置している画像を簡単に収集する方法
Illustratorでデザインしているとき、印刷屋さんにデータを渡す際に配置している画像のチェックはかかせませんよね。
そんな煩わしいIllustratorの配置画像を、一瞬で収集する方法があるのをご存知ですか?
配置画像の管理は大変!
Illustratorでデザインしているとき、クライアントからの支給画像や素材画像を使用するしないに関わらず、取りあえず製作フォルダーに何でもぶっこんで横着してるデザイナーいませんか?
はい、私です(笑)
本来ならデザイン上、使用しなくなった画像などは製作フォルダーから外しておく方がベターですが、中々そこまで気が回りませんよね。さらに「いつか使うかも」「クライアントからやっぱりあの写真使ってと要望が来た」「複数の案提出しなきゃいけないけど、別フォルダ作って管理するのも面倒」など様々な理由で1フォルダ管理してしまっている人も多いのではないでしょうか。
はい、私です…。
そんな時に困るのが「印刷データを渡す」ときです。流石にドキュメント上に使用していない画像が入っていると、印刷屋さんのヘイトが溜まって怒られてしまいますので、入稿データはいらない画像を渡さないのがお約束です。
そうなると困るのが「どうやって画像を選別するの?」ってことです。手動でやってしまうのは大変なリスクを伴います。もしリンク画像を入れ忘れてしまったら…。
奇跡的に誰も気付かず、そのまま印刷されてしまったら…。なんて悲劇がこの業界で、どれだけの数繰り返されてきたことでしょう…。
そう、配置画像の管理は非常に重要なのです。
昔のIllustratorには画像収集機能が付いていなかった
管理が煩雑になっていると、印刷データを用意するのは一苦労。組版ソフト(InDesignやQuarkXPress)なら画像収集機能がついているので使用すればOKですが、昔のIllustratorは画像収集機能がついておらず、他社の画像収集ソフトを使用するか、スクリプトを組んで収集するかという非常に一手間かかる仕様でした。
ところがCCに変わってからこの画像収集機能がIllustratorに付いてきたんです!
その名も「パッケージ」
この機能を使えば画像の収集はもちろんのこと、ドキュメント上で使用しているフォント(※)も収集してくれるという「なぜ今までやってこなかったのだ!Adobeの馬と鹿ぁあああ!!!」という何とも便利な機能です。
※一部ライセンス契約しているフォントは収集できません。
画像収集方法はホントに簡単!
ドキュメントを開いている状態で「ファイル」→「パッケージ」を選択するだけ!
パッケージを選択時にオプションで色んなチェック項目がありますが、必要なメニューを任意でチェックしてください。後は「パッケージ」ボタンを押すだけ!
これだけで画像収集完了です!ああ便利!!
最後はもちろん目視でチェック
便利機能ですが、もちろん最後はちゃんと自分の目でリンク抜けがないかチェックしましょうね。
それでは、良きデザインライフを!