2017.07.07
ホームページ制作関連
Webサイトのリニューアルは違和感を受け入れることも必要
Web業界の進化の速度は本当に早いもので、ゼロワンアースが個人事業として創業した2005年と現在を比べると全く別物といっても言い過ぎではないほど変化を遂げています。 色々な企業のWebサイト制作をさせていただいておりますが、この進化に順応している企業とできていない企業との二極化が進んでいると感じています。
進化にある程度順応しているお客様の場合、制作はスムーズに進むケースが多いのですが中小企業においては順応できていないお客様が圧倒的に多いのが現実です。 そのため当社では1つ1つ丁寧に現在のトレンドを理解して頂くことから始めるようにしています。
お客様のイメージ通りのサイトは短命の可能性大
サイトのリニューアルをする際、数年前に公開されたお気に入りの他社サイトを基準に リニューアル後のサイトをイメージされているお客様が非常に多いのですが、 そのイメージを忠実に再現してしまうとすぐに古いイメージのサイトになってしまう可能性が高いです。
冒頭でお話したようにWeb業界はものすごい速度で進化しているのですが、 その速度と「一般に認識されるまでの速度」がイコールではないことに注意する必要があります。
つまり一般的に感じるWebデザインやレイアウトはすでにトレンドとしては古いものである可能性が高いということです。
制作者としては「お客様のイメージ通りのサイトを作成しサクッと納品する」という選択もあるのですが、 数年間使用するという前提を考えるとその場しのぎではなく 可能な限り長く使用できるサイトを提案することがプロの仕事だと考えています。
もちろんお客様のイメージとかけ離れたものを作成するのは論外ですが、 そこに新しいトレンドを取り入れることが重要であると考えています。
さいごに
当社が提案するデザインやレイアウトに対して少し違和感を感じたというお客様は少なくありません。 しかし数年後にこのデザインやレイアウトにしていてよかったという喜びの声も多くいただきます。
デザイン案に違和感を感じた場合は、がむしゃらに修正依頼をなげるのではなく、 まずは「なぜこうしたのか」を聞いてみてください。
それがトレンドに即したものであれば受け入れることでサイトの寿命が長くなるかもしれません。