2018.09.12
ホームページ制作関連
意外とあいまい、DNSレコードについて整理する
Web制作に長年かかわっていても、サーバー周りの知識はあいまいであったりする人は多いのではないでしょうか。
ぼくもその例に漏れずサーバー周りはあまり得意ではありません。
今回のテーマであるDNSレコードについても普段の業務で設定することはめったになく、あまり詳しい分野ではありませんが、これを機に整理したいと思います。
DNSレコードとは
DNSはドメインネームシステムの略で、簡単にいうとドメイン名とIPアドレスを紐付けたりするためのシステムです。そしてDNSレコードは実際の設定です。DNSレコードの種類はたくさんあり、今回はその中でAレコード(AAAAレコード)、CNAMEレコード、MXレコードについて触れたいと思います。
Aレコード(AAAAレコード)
AレコードのAはAddressの頭文字です。一番基本的なレコードでドメイン名をIPアドレスに設定するためのレコードです。
AレコードはIPv4形式の設定で、AAAAレコードはIPv6形式の設置です。
下記のように記載します。
example.com IN A 000.000.0.0 www.example.com IN A 000.000.0.0
CNAMEレコード
CNAMEレコードのCNAMEはCanonical NAMEの略で、ドメインを別のドメインに置き換えるレコードです。上記では「example.com」と
「www.example.com」をそれぞれAレコードで記載しましたが、
これは下記のように記載することができます。
example.com IN A 000.000.0.0 www.example.com IN CNAME example.com
このように設定しておくことで「example.com」のIPアドレスが変更になった場合、「example.com」のIPアドレスの設定の変更を行うだけで「www.example.com」の設定変更も合わせて行うことができます。
MXレコード
MXレコードのMXはMail Exchangeの略でメールサーバーのホスト名を設定するためのレコードです。独自ドメインのメールを仕様する際に設定します。
「mail.example.com」を仕様する場合はの下記のように記載します。
example.com IN A 000.000.0.0 example.com IN MX 10 mail.example.com
上記の10は優先度で10は最優先で使用されます。
今回は比較的よく使用する3つのレコードを紹介しました。
具体的な設定方法や設定できる項目については各サーバーによって異なりますので、実際に設定する際はそちらも確認してください。