2015.09.10
2017.05.23
ホームページ制作関連
EC-CUBE3で採用されたテンプレートエンジンTWIGについて
2015年7月1日、日本で一番使われているECサイト構築オープンソースである「EC-CUBE」が、7年半ぶりとなるメジャーバージョンアップを行いました。
現時点では対応プラグインの数や情報も少なく、2015年10月下旬にリリース予定の3.0.4あたりまでは、様子見といった制作会社も多いのではないでしょうか。
個人的には2015年は動向を観察し、案件として導入するのは2016年に入ってからかなと考えています。
EC-CUBE3で何が変わったのか
現段階では公式サイトの機能一覧は2.13.xのままで3系はドキュメント準備中となっています。取り急ぎ特徴を見るために公式デモサイトを覗いてみたところ、標準でレスポンシブ仕様となっていたり、ファイル構造なども異なるため、2系とは別物として考えたほうがよさそうな印象です。
特にフロント部分を制作するときに使用するテンプレートエンジンが、SmartyではなくTWIGに変更されてることも大きな変化だといえます。
TWIGとは
これまでTWIGを扱う機会がなかったため、「TWIGってなに?」というところからのスタートです。
まずはTWIGオフィシャルサイトをのぞいてみました。
英語サイトだったので翻訳を信じてまとめると、
- 「高速で安全で柔軟性があるテンプレートエンジン」
という事のようです。
さらに他のテンプレートエンジンよりも、
- 簡潔に書ける
- テンプレート思考構文
- 機能が充実している
- 構文はWEBデザイナーが理解できる難易度
- エラーメッセージが詳細でデバックが容易
- 高速
といった点が特徴のようです。Smartyはデバックしにくい印象があったため、TWIGで作業効率が上がることに期待できそうです。
現在はディレクション業務がメインのためコーディングを行う機会は少ないですが、ECサイトの相談を受けた際の知識として、EC-CUBE3とTWIGの動向はチェックしていきたいと思います。