2018.06.21

ホームページ制作関連

Webディレクターが押さえておきたい最低限の日本経済

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ホームページ制作業をしていると多種多様な業種のお客様と出会うことができるため、Webディレクターは幅広い業種の知識が必要となります。とはいえ、全ての業界を熟知することは当然不可能ですので基本的には業界のことは打ち合わせを通じてお客様に教えていただく流れとなります。

多種多様な業界の知識をインプットする過程で、日本経済の状態が頭に入っているのといないのでは理解度に大きな差が生まれます。

国内の企業は日本経済の中で活動しているので当然といえば当然なのですが、実際のところ日本経済に疎い方は多いのではないでしょうか。

今回は基本的な経済指標の見方について解説したいと思います。

経済指標で今の日本を知る

早速ですが今の日本は貿易赤字か黒字か即答できるでしょうか。
また失業率はどのくらいか答えることができるでしょうか。

このような数値は定期的に経済指標に目を通していればすぐに答えることができるようになりますが、その数値をみてどのような状態なのか判断する知識が必要となります。

GDP

現在日本のGDPは大体540兆円です。GDPというのは1年間で生み出された付加価値の額のことで会社でいう粗利のようなものです。ちなみにGDPは先進国では毎年1%~3%の成長が良いとされいますが日本では20年以上横ばいの状態が続いています。

貿易

単純に輸出額から輸入額を引くことで貿易赤字か黒字か確認することができます。日本は黒字のイメージがつよいですが2018年5月のデータでは赤字となっています。

労働

労働関連では完全失業率が注目される指標となります。完全失業率は仕事がしたい失業者を労働力人口で割った数値で、現在は2.5%となっています。数値でみると意外と少ないと感じますが、非正規雇用が約40%を占めていることが問題視されています。

企業倒産数

読んで字のごとくですが景気に直結した数値となるためチェックしておいたほうが良い指標といえます。アベノミクスの成果もあり企業倒産数は減少傾向にあります。

物価

消費者物価指数をチェックすることででインフレかデフレかを確認することができます。消費者物価指数とは、消費者が購入する商品の価格(物価)の変動を表す指数で、プラスの場合はインフレ、ゆるやかなプラスは正常、マイナスはデフレとなります。

経済指標はここでチェック

今回は経済指標について本当に超基本的な部分のみを解説いたしました。これらの数値は日本経済新聞が公開している経済指標ダッシュボードで確認することができますので定期的にチェックするように心がけるとよいと思います。

またWebのアクセス解析と同じように、数値が大切なのではなくその数値で何を読み解くかが重要となります。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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