2018.02.05
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バージョン管理に便利なGitホスティングサービスの用語集
ネットワークを使ったバージョン管理に便利なGitホスティングサービスですが、はじめて導入するときは専用の用語が多く一瞬面食らうこともあるのではないでしょうか。弊社でも導入のときはまずその用語の使い方を調べるところからはじめました。今回はそんなGitホスティングサービスで使われる用語の中でも代表的なものについて調べてみました。
Gitホスティングサービスの用語集
- リポジトリ
- バージョン管理を行いたいフォルダの最上層を表します。リポジトリ以下のファイルやフォルダについて、Gitはバージョン管理を行います。
関連して、リモートリポジトリはサーバー側のリポジトリ、ローカルリポジトリはPC側のリポジトリのことです。
- クローン
- リモートリポジトリをローカルリポジトリにコピーすることです。ファイルをダウンロードしてきて複製(クローン)を作るという意味です。
- インデックス
- Gitのインデックスは、リポジトリ内のどのファイルが編集されたかや、ファイルのどこが編集されたかを記録しています。変更履歴の内訳を記録しており、変更されたファイル自体や差分ファイルを保存しているのではないところが注意点です。
- コミット
- インデックスに記録された変更点をローカルリポジトリのファイルに保存します。いわば上書き保存ですがローカルファイルの状態にかかわらず任意のタイミングでコメント付きで管理することができます。Gitホスティングサービスはこのコミット単位でバージョンを管理します。
- プッシュ
- ローカルのコミットをリモートにアップロードすることです。日付とコメントでサーバー上で区別され、バージョン管理されます。
- プル
- リモートのコミットをローカルにダウンロードすることです。
- ブランチ
- リポジトリを分岐させて、同じ状態のファイル群を作成することです。複数人で同時に同じリポジトリで作業するときに人数分のブランチを作成しておくと、あとで差分を管理して変更点だけをマージすることができます。
- マージ
- 異なるブランチを結合することです。ブランチそれぞれにも変更履歴が残ります。
- フェッチ
- リモートリポジトリで変更のあった箇所を確認し、それをダウンロードします。インデックスの変更点と競合するファイルがあった場合警告などがでて、ファイルを退避させたりすることができます。
- .gitignore
- リポジトリ内で「バージョン管理をしたくないファイルやフォルダ」について記述するファイルです。ここに記述されたファイルやフォルダはインデックスやコミットがされません。
まとめ
gitホスティングツールで使われる用語について簡単にまとめてみました。
調べてみると、知っている機能を別の言葉で表していたり、Gitで扱う単位(コミット)にあわせて用語が用意されたりしていることがわかります。まとめて調べてみると意外とわかりやすいですね。
gitホスティングサービス導入の助けになれば幸いです。