2017.01.25
2017.05.30
ホームページ制作関連
【ニンテンドースイッチ】ニンゴジラに見る「印象と体験」の重要性
2017/1/21の量販店予約から2日後の1/23、マイニンテンドーストアにてニンテンドースイッチの予約が開始されましたね。午前9時の開始と同時にアクセスが集中し、つながらない状態(1/24現在復旧しています)が、丸一日続いたようです。
ツイッターでは「予約できない…」「更新を繰り返すがアクセスできない…」「一斉にアクセスするな!アクセス控えよう!そしたら私が買える!」などのつぶやきが多数。阿鼻叫喚の予約絵図だったみたいです。
私は1/21にAmazonでキカイダーエディション(ジョイコンが青・赤バージョン)予約したので勝ち組(プライム会員なのでkonozamaも無し!)です。いいでしょ?(ドヤ顔)
ニンゴジラが倒せない!
そんな中、エラーが発生した時の挿絵に注目が集まりました。
ビル群にそびえ立つ京都タワー?スカイツリー?のような背景に、ゴジラのような怪獣が脱力系ゆるキャラ調イラストで書かれている挿絵を、ブラウザの再読み込み時にユーザーは何度も見たることになりました。ツイッターでは「ニンゴジラ」と呼称され、「ゴジラなの?」「あの建物は任天堂だから京都タワー?」「ニンゴジラが倒せない!(予約できないって意味)」などと一躍話題になりました。
アクセス時のエラーでストレスマックス!のはずだが…
そして、なんとこの「ニンゴジラ」面白い現象が起きました。
私もツイッターでみんなの動向を見ておりましたが、確かに怒り、落胆の声もありましたが、上記のような「仕方ないよな」「かわいいニンゴジラに満足」などのつぶやきも多く見かけました。さらにニンゴジラのかわいさから「消しゴムはんこ」「Tシャツ」「刺繍」などのグッズ、gifアニメや本家シン・ゴジラのロゴを真似たアイコンなど色々付け足したりして遊び始める始末。みなさん一様にこのお祭りを楽しんでいるように感じました。
なぜストレスを溜めてしまう現象をプラスにできたのか
任天堂が意図したものかは定かではありませんが、まちがいなく「ニンゴジラ」によるものだったと思います。
これが例えばイラストが無く、ただ「アクセスが集中しています」だけのメッセージだけだったとしたら、ユーザーは非常に冷たい印象を持ったでしょう。特に今回は開始早々アクセスが集中、予約できない状態だっただけにクレームが殺到していたと思います。
スムーズに事が進まない時、非常にストレスが溜まります。普通ならもう二度と買おうとは思わないかもしれません。任天堂は今回これだけアクセスがあるとは予想外だったでしょう。アクセスができなくて諦め、結構な購入層を逃したかもしれません。しかしこの「ニンゴジラ」はその愛くるしいキャラで、アクセスできないストレスを軽減し、辛抱強く次に繋げるユーザーに「癒やし」や「モチベーション」を維持させるのに一役買いました。
マイナス要素をプラスに変えたと言ってもいいと思います。
今回の一件「ニンゴジラ」という『気遣い』を足しただけで、人の『印象・体験』はガラッと変わるんだということを教えてくれました。これはどんな媒体(デザイン・コピーライティング・ディレクション)においても同じではないかと思います。
さあ、ニンテンドースイッチが届いたらソフト何買おうかな!(ソフト買ってない)