2015.11.11
2017.05.29
ホームページ制作関連
IE旧バージョンなどの古いブラウザ対応への考え方
最近はIE旧バージョンの対応もゆるくなってきて、Webサイトもかなり柔軟に色々な機能が実装できるようになってきました。
とは言え、まだまだIEの旧バージョンを使い続けていらっしゃる方がいるのも事実です。
シェア率の考え方
あちらを立てればこちらが立たず。EI旧バージョンに代表する古いブラウザへの対応はまさにそれです。
例えば5%の古いブラウザに対応すれば、95%の方は大なり小なり快適さを損ないます。
逆に5%を切り捨てれば95%の方は最高のパフォーマンスでWebサイトを利用することができますが、5%の方は閲覧自体が困難になることもあり得ます。
ターゲットで考え方は変わる
例えば行政や自治体など国民誰もが閲覧できる必要のあるWebサイトであれば、5%を切り捨てては駄目だと思います。
仮に切り捨てても別途古いブラウザ用のページを用意しておくなどの配慮が必要です。
Webサイトもスマホが中心になりつつある情勢
AppleのiPhoneに代表されるスマートフォンの登場でWebサイトのあり方も変わってきました。 スマートフォン専用サイト、画面の大きさで適切なデザインに切り替わるレスポンシブデザイン。
Googleもモバイルフレンドリーなサイトを検索ランキングに反映するなど取り巻く状況はどんどん変わってきています。
Wifiや4Gなど通信環境はひと昔前では考えられないぐらい良くなっていますが、 スマホで快適にWebサイトを閲覧するためにはサーバーとの通信量、通信回数を考慮したサイト設計が必要になります。
今の技術で簡単に実装できるようなことも、旧バージョンのIEがそれに対応しておりません。 それに対応するには別途プログラムを制作したり、それ専用の対応をする必要があります。
しかし、それは本来必要のないプログラムや対応で、通信量や通信回数が余計にかかりWebサイトのパフォーマンスを著しく損なう原因にもなりえます。 当然工数もはね上がりますので、本来できる対応が旧ブラウザネックで、できないなんてこともよくある話です。
ターゲットに合わせて適切なWebサイト制作を
Webサイト制作においてターゲットを定めることは重要です。ブラウザ対応もターゲットの環境を考慮すればより適切なWebサイト制作を行えます。
今までの話とは逆にターゲットの95%が古いブラウザだった場合ちょっとした遊び心のある演出もパフォーマンスを低下させる原因になりますので、一概にこうだと言う固定観念を持たずに純粋にターゲットに合わせたサイト制作が対応ブラウザチョイスのモノサシになるでしょう。