2019.08.02
Photoshop
Photoshop CCの境界線の種類と特徴
Photoshopで矩形に線を入れる場合に使用する、レイヤースタイルの「境界線」設定。
デザインする上でよく使用すると思いますが、今回はこの境界線の特徴と設定の種類をお伝えします。
境界線とは
その名の通り、矩形のパスに対し「境界線(線)を設定する」機能です。レイヤーパネルの「レイヤースタイル(fx)」から設定します。
- サイズ:線の太さを設定します
- 位置:矩形のパスに対し線を「外側」「内側」「中央」にするかを設定します
- 描画モード:「乗算」「ソフトライト」など矩形レイヤーの下に配置しているものに対して影響する処理です。どのような処理がされるのかは色々選んで試してみてください
- 不透明度:その名の通り「線の不透明度」を設定します。100%はベタ色、0%は透明状態です
- オーバープリント:紙媒体(印刷媒体)の「版ズレ」を防止するときに設定します
- 塗りつぶしタイプ:線に対し「カラー(単色)」「グラデーション」「パターン」を設定します
境界線の位置の特徴
線の設定をする際に一番影響する「位置」の種類、特徴について解説します。
外側
線を太くすればするほどパスの「外側に」線が太くなっていきます。ただし線が太くなりすぎると「角」が丸くなっていってしまいます。
内側
パスの「内側」に線が太くなっていきます。角もしっかり描写されています。ただし線が太くなるにつれ、内側の領域を圧迫していきます。
中央
パスの「中央」基準とし「外側」と「内側」に線が太くなっていきます。パスの中央を支点とし太くなっていくので、線が太くなっていくと外側と同じように角が丸くなってきます。 さらに奇数の線を設定した場合「小数点以下」が発生するため、図のように線がぼやけてしまうので注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか。それぞれの特徴を理解し、デザインに活用していきましょう。