2017.07.27

クリエイターの日常

イギリスで広告の性差別を無くす規制導入に思うこと

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性別や生まれによる差別という問題は、有史以来つねに議論されてきた世界共通の問題です。日本でも様々な議論がなされてきていますが、未だその解決策というものは提示されていません。

そんな中、先日こんな記事が話題になりました。

いわゆるステレオタイプな性差別的描写は規制していきましょうと、いった内容。

例えば

  • 家族全員で汚した家を、女性が1人で片付ける
  • 本来男の子がやるとされるようなアクティビティを、女の子がやるのは不適切であるかのように描く(その逆も)。
  • 男性が、簡単な育児や家事のみをやっている、もしくは挑戦して失敗する

一方、ただ女性が掃除をしていたり、男性がDIYをしていたりするような描き方は問題にならない。

また「痩せている体型がいい」なども規制の対象になるそうです。この規制はイギリスで2018年からスタートとのこと。

表現の自由と規制という葛藤

確かに過剰に「煽る広告」や「過激な広告」というのは存在します。「そうしなきゃいけない」や「そうでなければならない」といった固定観念も、男女ともに日本では根強くあります。

行き過ぎた広告を規制するためのものだとは思いますが、中々に難しい問題ですね…。

広告業界が萎縮するのか、それとも新しい表現形態が形成されるのか、今後のイギリス広告業界の動向を見守りたいと思います。

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この記事の筆者

デザイナー 芳村 明文

デザイナー 芳村 明文

カテゴライズしたらきっとデザイナーのはず。音楽(洋楽をジャンル問わず雑多に貪る)、欧米テレビドラマ(シットコム)が好き。時々バンド活動。

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