2016.06.28
2020.01.06
業務効率化
Windows10を導入しないデメリット、それはセキュリティリスクへの対処
最近何かと話題の「勝手にWindows10」ですが、「朝パソコンを立ち上げたらWindows10になっていた!」や、「勝手にアップデートし始めた!!」といった、阿鼻叫喚の声をよく耳にします。
Windows10はマイクロソフト最新のOSのため、本当であればすんなりとアップデートを受け入れたいところですが、会社のパソコンの場合、業務で使用するソフトウェアやシステムが対応していなことから、勝手にアップデートされると最悪の場合業務に支障が出てしまうケースがあり、Windows10の導入は敬遠されるケースもあります。
しかし、あからさまに導入を拒否し続けることにメリットがあるのでしょうか…?
古いOSはセキュリティリスクが高い
古いOSは、メーカーのセキュリティアップデートが終了していきます。既にサポートが終了しているWindowsXPはもちろん、利用シェアが全世界のコンピュータの約半数を占めるWindows7についても、2015年1月にはメインストリームのサポートが終了しています。延長サポートは2020年までと発表されていますが、どこまでセキュリティ更新を続けるかは不確定な要素となっています。
また、Windows7はその導入シェアの多さから攻撃の標的にもされやすく、セキュリティ更新の足が遅ければそれだけリスクも高まる恐れがあります。
無理にアップデートを止めることも危険
冒頭に述べたように、Windows10は割と強引にアップデートをしようとしますので、それを止めるためにWindowsの自動更新プログラムをさせない手法を目にすることがあります。しかし、自動更新プログラムを止めるということは、マイクロソフトから通知されるOSのセキュリティアップデートまで止めてしまう恐れがあります。そうなるとパソコンを危険に晒してしまう可能性があるため、導入には注意が必要です。
最新のOSはセキュリティへの対処率が高い
Windows10のように最新のOSはセキュリティ面でも強固さは向上しており、セキュリティリスクが発見された時も早く対応されます。もちろん、完璧なセキュリティではないため、注意を払う必要はありますが、セキュリティに対する安全性は向上しています。
最新OSへのソフトウェアの対応
Windows10が登場した段階では、ソフトウェアも対応が追い付かないため、全てが対応されるまでは時間が必要になりますが、その対応は徐々に進んできております。逆に、セキュリティリスクを背負ってでも古いOSを使い続けることは、非常に危険な状態を晒すことになります。
せっかくの無償アップデートなので試すのも方法
Windows10の無償配布期間は、今のところ2016年7月28日までとされています。せっかく最新のOSが無償で提供されている状況なので、支障の無いパソコンで試験的に導入して動作確認するのも一つ方法かと思います。
セキュリティ面をクリアにするためにも、一度Windows10の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。