2017.07.18
ホームページ制作関連
いまどきのホームページ制作の常識
ホームページ制作は、常々小さな変化が起こっております。時折大きな変化も訪れますが、いまどきのホームページの常識をおさえるには、常々起こる小さな変化にアンテナを張ることこそが大切なのかなぁと思っています。
モバイルを中心とした技術の発展
いまどきのホームページ制作はモバイル最適化を目的とした品質基準を中心に発展している印象です。
SEOには影響がないと言われていますがモバイルでの高速表示を実現するAMPなどは、その最たるものでモバイルでの通信速度を補うための技術です。
モバイル表示の最適化
モバイルの最適化は画面サイズでレイアウトが切り替わるレスポンシブウェブデザインと専用サイトを制作するふた通りです。Googleはレスポンシブウェブデザインを推奨しています。
モバイル最適化の注意点
- 文字の大きさ
- クリック範囲
- クリック要素の距離
レイアウトにあたり上記3点は品質に大きく関わってきますので、特に注意する必要があります。
適宜情報を発信できる機能
いまどきのホームページに限りませんが、情報を発信することはホームページで成果をあげるための最重要課題です。
コンテンツ イズ キングなる言葉もありますが、ユーザーに響くコンテンツを発信することがSEO対策の定石であることからも、いまどきのホームページ制作には欠かせません。
実は情報を発信する機能よりも重要な体制作り
情報を発信する機能は制作時に実装してしまうだけのことですが、情報を発信する体制作りはWebに対する意識改革が必要であったり、一朝一夕でできることではありません。
情報は闇雲に発信すればいいものではない
そしてその情報もただ闇雲に発信すればいいものではありませんので、計画立てて行う必要があります。
セキュリティに対する意識の向上
いまどきのホームページは全ページhttpsが当たり前と言っても過言ではありません。シェアNo1のブラウザであるChromeはhttp接続は安全な接続ではないと明示すると発表されているほど、重要視されています。安全なWeb観点からは外せない施策です。
実装コストも下がっておりますので、やらない理由はありません。
WordPressなどのCMSのセキュリティ対策
WordPressなどのCMSを導入すると、管理画面への不正アクセスを防ぐ施策も必要になってきます。セキュリティレベルを上げればリスクはさがりますが、運営面での手間が増える傾向にあります。
管理画面のセキュリティ強化方法
- パスワードの桁数を増やす
- 定期的にパスワードを変更する
- 特定IPアドレス以外のアクセスを拒否する
- 管理画面にベーシック認証をかける
- ワンタイムパスワードを導入する
一般的によく言われていることばかりですが、意識を高め取り組む必要があると思います。
全ての強化を行えばより強固なセキュリティになりますが、運営面での手間が増えてしまいますので、特定IP以外はベーシック認証にする、パスワードの桁数を抑える代わりにワンタイムパスワードを導入するなどの折り合いは有ってもいいかもしれません。
表示速度対策
表示速度対策もいまどきのホームページには欠かせません。ひと昔前に比べて通信環境はかなり良くなっているのですが、過去に例がないぐらい速度対策は注意を集めています。
インターネット利用人口の多くがモバイルユーザーですので、さらなる通信環境の整備が整うまではホームページ制作の品質基準に大きく影響すると推測されます。
制作サイドも運営サイドも速度に対する意識が必要
表示速度対策は制作時に行えば大丈夫といった類のものではなく、運営面でも意識する必要があります。コンテンツの更新はWordpressの投稿機能を用いることが一般的だと思います。
WordPressはプラグインやKUSANAGIなどで画像を圧縮する方法がありますが、手動に比べるとやや効果が劣るイメージです。
大なり小なりのトレードオフが発生する
この手の施策は着手しだすとキリがないと言うのが正直な印象です。一般的に推奨されている対策もEC機能のついているCMSで行うには多大なコストがかかる場合もあります。
先ほどの画像圧縮においても自動化すれば、手間は削減されますが仕組みを実装する工数が発生しますし、手動で行えばより良い効果を得られますが、手間がかかります。
必ず何かしらのトレードオフが伴います。
ホームページ制作の常識は常に変化する
いまどきのホームページ制作の常識を枚挙しましたが、この常識もいつまで?ってのが本音です。いまどきのホームページを制作し続けるには常にアンテナを張って変化に敏感でいる必要があります。