2017.07.04
2020.01.06
Webマーケティング
コホート分析とは?その概要とGoogleアナリティクスの活用法
Googleアナリティクスには、「コホート分析」という機能があります。
コホート分析とは「同じ条件を持つ特定のグループ」の行動変化を分析する手法で、Googleアナリティクスでこの機能を利用すれば、ホームページにアクセスしたユーザーの「定着率」が計測でき、アクセスユーザーのリピート率分析からリピーター獲得戦略などに役立てることができます。
- ECサイトのリピーター獲得率
- イベントやキャンペーン展開による顧客定着率
- 広告からの流入における顧客定着率
例えば、このようなケースでの分析に効果的です。
Googleアナリティクスでのコホート分析
Googleアナリティクスのコホート分析では、日別(日・週・月単位)など特定期間を設定し、その間にアクセスしてきたユーザーがホームページ上でどのような動きをしたのかを分析できます。
コホート分析の確認方法
まず、Googleアナリティクスの左メニューから「ユーザー」>「コホート分析」をクリックします。
表示された画面から、「コホートの種類」「コホートのサイズ」「指標」「期間」とセグメントを指定します。これで、ユーザーが最初にホームページに訪れた日からの動向を把握することができます。
下の図は、縦軸が訪問ユーザー数を示し、横軸が訪問したユーザーの再訪問率を示しています。最初の日に訪問したユーザーが、第1~7日にかけて訪問した割合がグラフ色とともに視覚的に把握できます。
上記のように、 例えば、一週間の間にホームページにアクセスしたユーザーが、その後どのくらいの頻度でリピーターになっているかなどを可視化できるようになります。
具体的にユーザーの動向が分析できるコホート分析
コホート分析を使えば、ホームページで発信する情報の中で、「リピートを増やすには、どんな情報が有効か」「どの情報がリピーターの獲得やコンバージョンにつながったのか?」など、より具体的な分析ができるようになります。
Googleアナリティクスのコホート分析は手軽な分析機能として利用できるので、是非アクセス解析の1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。