2016.11.28

2017.05.15

Webマーケティング

差別化できない商品で同業他者とどう差別化するか

深海で泳ぐイカ

僕の趣味の一つに釣りがあります。
と言ってもしばらく行けてなくて久しぶりに釣りに行ってきました。
普段はブラックバスを釣るのが主なんですが今回ははじめてのアオリイカ。
ということで足りない道具を補充するために釣具屋に行ってきました。

これは職業病なのかもしれませんが、いろいろな店舗に行く時、自分ならどういうWebサイトを作るかなーと無意識に考えてしまいます。
釣具屋って基本的にはメーカーの商品を仕入れて販売するというお店が多く、(釣場に近い店舗なら生き餌なども売っている)同業他者と差別化がしにくい業種です。基本的にどの店舗にいっても同じ商品が手に入ります。
また商品数も非常に多く、(魚を釣る針だけでも形や大きさメーカーなどで何百種類もある)ECサイトを運用するにしてもかなり大規模なECサイトになってしまいます。

これだけの条件でWebサイトを作るとなると他者との差別化は価格勝負だけになってしまいます。となると新製品情報とセール情報だけを記載するWebサイトにしかできないかなーなんて考えていました。
正直自分が利用者だったら最安値でない限りその店には行きたいとは思わないですね。

実際の店舗での接客

しかし実際に店舗に行ってみるとと各店舗に独自の魅力がたくさんあるんですよね。
まず何が魅力って店員さんがみんな釣り好きです。それぞれが時間を見つけては釣りに行きまくってる。店頭に売っている商品を使いまくっています。
実際の店頭ではそういったスタッフとお客さんのやりとりがいろいろなところでされています。
「このルアーでこの前、爆釣でしたよ!」、「○○なら今なら○○が熱いですよ!」、「このリールはバッククラッシュ少なくて使いやすいですよ!」それぞれのスタッフが接客しています。
また、実際の釣果情報が店頭のいろいろなところにPOPとして貼られています。「どこどこのポイントで何時くらいにこんな仕掛けで何が釣れました!」というのが商品の近くに貼られています。これは商品を買いたくなります。自分もそれを使えば釣れる気になってくるんですよね。

自分の買い物をしながら「あーこれだなー。」と感じました。この店頭での生の情報。店員と客の前に同じ釣り好きである姿をWebサイトでも見せられたら、それぞれの店舗に関心を持ち、「今回はブラックバスを釣りにいくからあの店舗のあの人に相談してみようか」という動機になるだろうな。
もしはじめての釣りでも店頭に行けば同じ釣り好きがいるから相談してみようかなという気持ちになるだろうなと感じました。

差別化できない商品でもその商品を扱っているスタッフ、店舗に親近感、信頼感を持ってもらうことで差別化できる

商品で差別化できないなら、スタッフや店舗で差別化をする。これは小回りの効く中小企業の方が取り組みやすい手法です。自社で情報発信をする土台を作りそこでスタッフ、お店のファンを作る。そのために日常店頭でしている接客などをWebでも発信していく。これが差別化できない商品で同業他者とどう差別化する方法です。

ちなみに型は良くないですがアオリイカつれました!

イカ

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この記事の筆者

Webクリエイター 古川 徹朗

Webクリエイター 古川 徹朗

Webに関する様々な知識を身に付け、理論的な問題解決を常に目指す頭脳派クリエイター。

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