2015.10.05

2020.01.06

Webマーケティング

認識違いに注意!Googleアナリティクスの「滞在時間」

止まった時計

Googleアナリティクスには、ユーザーがWebサイトのページにどれくらいの間滞在したのか計測する「滞在時間」という指標があります。

この滞在時間は、特にブログなどの文章が中心となったコンテンツにおいて、ユーザーの注目度を測るための重要な数値となりますが、Googleアナリティクスの仕様上からこの滞在時間の計測方法について注意点があります。

今回はGoogleアナリティクスでアクセス解析をしていく際に、Webサイトの滞在時間を見る上での注意点をご紹介します。

Googleアナリティクスの滞在時間計測の注意点

Googleアナリティクスの滞在時間計測の仕様特徴は以下2点です。

  • 離脱したページの滞在時間は計測されない
  • 直帰した場合は、サイト滞在時間は0秒と計測される

離脱したページの滞在時間は計測されない

通常、Webサイトの滞在時間は、
「ページの閲覧開始時点から閲覧終了時点までの時間を計測している」
と認識されている方が多いかと思います。

ですが、実はGoogleアナリティクスでは、
「最後に閲覧したページを除いた、ページ閲覧時間の合計時間」
がサイト滞在時間として計測されます。

つまり、ユーザーが最後に閲覧していたページの滞在時間は計測に含まれていないのです。

直帰した場合は、サイト滞在時間は0秒と計測される

上記の、
「離脱したページの滞在時間は計測されない」

というGoogleアナリティクスの仕様の点から、もしユーザーがWebサイトの最初に訪れたページから他のページに遷移せずに離脱してしまった場合(直帰)、サイト滞在時間は「0秒」と計測されてしまいます。

なぜ離脱ページの滞在時間が計測されないのか

Googleアナリティクスの滞在時間計測の仕様は、

  1. 「最初に見たページの閲覧開始時刻」
  2. 「次に見たページの閲覧開始時刻」

これら2つの時刻の「差」を滞在時間として計算しています。

そのためページを離脱した場合、次の「ページ閲覧開始時刻」が取れないため、最後に閲覧していたページの閲覧時間が「0秒」と計測されてしまうのです。

まとめ

Googleアナリティクスの仕様であるため、最後に閲覧したページの正確な時間計測ができないことを回避する方法は今のところありません。

ネット上には、滞在時間を計測するために、ユーザーに何とか次のページに遷移してもらうための「工夫」などが紹介されていたりもしますが、計測することを目的にしてその結果Webサイトが使いにくくなってしまっては本末転倒です。

現状としては、離脱ページを省いた形で滞在時間を解析するなど、正確な数値を計測する際にはこの滞在時間仕様のことを念頭においておくことをおすすめします。

※この仕様は2015年10月5日時点のGoogleアナリティクスの仕様となります。

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この記事の筆者

ゼロワンアーススタッフ

ゼロワンアーススタッフ

大阪市西区のホームページ制作会社ゼロワンアースのスタッフです。Webに関することを中心に執筆しています。

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