2016.03.24
2020.01.06
Webマーケティング
Googleのモバイルフレンドリー化推進による動向の現状まとめ
2016年に入ってからこの3ヶ月の間、Googleモバイル検索結果の表示変更や検索アルゴリズムに関する発表が続き、Googleが進めるモバイルフレンドリー化の動きが特に活発でした。
そこで、今年に入ってからのGoogleのモバイルに対しての動きをまとめていきます。
PC検索結果の右側にある広告表示を廃止
2月20日頃より、PC検索結果の右側にあったAdWordsの広告表示が徐々に廃止されていきました。
これにより、検索結果の表示がよりモバイルの検索結果の状態に近いものとなってきました。検索ユーザーのモバイルシフトの流れから、検索体験をモバイルに合せてきた結果と予測できます。
現状では、「PLA広告(Product Listing Ads)」と「ナレッジパネル」は右側に残ります。
検索結果1ページ内に表示される広告表示数が減少
右側の広告表示廃止と共に、検索結果1ページあたりに表示される広告の数が11から最大7までに減少されました。
上位広告表示数の変化
自然検索の上位に表示されていた広告は、“非常に商業的な検索クエリ”の場合4つ表示されます。
明確な定義は明らかにされていませんが、「何かを購入する意図が含まれている」とみなされた検索クエリがこれに該当するようです。
たとえば、「USBメモリ」や「自動車保険」と検索した時、広告が4つ表示されたことを確認しています。
モバイル検索結果にAMP対応表示が実装
2月24日以降、モバイルページ高速表示のAMP(Accelerated Mobile Pages)に対応したWebサイトが、検索結果に表示されるようになりました。ニュース系の検索クエリで目にすることがあり、検索結果はカルーセル仕様で表示され「AMP」の表示が付与されます。
2月24日よりモバイルのGoogle検索結果にAMP対応ページの表示が実装
今のところAMPは検索ランキングには影響しない
Googleは今のところ、AMP対応自体が検索ランキングには影響しないと発表していますが、Googleが推進するモバイルフレンドリープロジェクトとして、今後さらに変更される可能性は秘めています。
現時点ではAMP対応が検索結果には影響しないとGoogleがコメント
モバイル検索のアルゴリズムを5月に強化
3月17日にGoogleによる発表で、5月にモバイル検索のアルゴリズムをアップデートするという予告がありました。モバイル対策がなされていないWebサイトの、モバイル検索結果に大きな影響を及ぼすとのことですが、既になんらかの対策が施されたWebサイトに対しては影響しないようです。
Googleが5月にモバイルフレンドリー強化のアルゴリズムアップデートを行うと発表
徐々にかつ確実にモバイルシフト化は進んでいる
今年に入ってから、大きな発表や機能の実装が続いたため動きの大きさが顕著に見られますが、Googleとしては以前から検証や試験導入を繰り返し、着実にモバイルシフトプロジェクトを推し進めていました。
何よりも、ユーザーのモバイル化の流れが非常に速いため、Googleのとしては当然の動きと言えるかもしれません。そのため、コンテンツ(情報)を提供するWebサイトとしても、ユーザーフレンドリーを考えるのであれば、モバイルへの対応は必須と言えます。