2016.03.03
2020.01.06
Webマーケティング
スマホでの動画視聴率増加による動画配信のカタチの変化
ネットワーク環境の高速化により動画コンテンツの普及が進み、Youtubeをはじめとした動画コンテンツをスマホで視聴することが当たり前になってきました。
Youtubeに関しては、既にスマホ経由のユーザーがPC経由を超えたとのデータもあり、動画コンテンツのモバイル化がますます加速し、配信される動画コンテンツのカタチも変化してきています。
縦型動画の普及が進む
アメリカでは、縦型で配信されるライブ動画配信アプリの「Periscope」や「Meerkat」などが人気を集め、スマホでの動画視聴に最適な縦型動画が普及してきています。
従来型の横型動画をスマホで見る場合、わざわざスマホを横に向けないと動画が全画面表示されず、縦のままでは表示が小さくなってしまいます。しかし、縦型動画であれば横に向ける動作は必要ありません。
最近ではミュージシャンのPVや動画広告でも縦型動画の配信が増加傾向にあり、今後ますます普及拡大しそうです。
実はYoutubeアプリは対応済
Youtubeアプリは2015年8月のアップデートで、縦型動画の最適表示に対応し縦型動画をワンタップで全画面表示できる機能が既に備わっています。
音が無くても成り立つ音声無し動画の普及
もう一つ増加傾向にある動画のカタチが、音声無し動画です。たとえ動画の音声が無かったとしても、視聴者に伝えたい内容やストーリーを読み取ってもらえる様に工夫された動画の展開が増えております。
音声無し動画が普及し始めている背景には、動画広告を無音で視聴しているユーザー数が多いというデータがあるためです。
もちろん、動画には音声を組み合わせてこそリッチなメディアとして活用できる面もありますので、音声無しだけという訳ではなく、プラスアルファで字幕を付与するなど工夫された動画が増える傾向にあります。
音声あり無し動画のA/Bテストを実施するメーカーも
あるメーカーでは、動画広告に音声あり無しの両バージョンを用意し、ユーザーの反応をテストしているケースもあるようです。
いかにユーザーにストレス無く見てもらうかを考える
このような動画のカタチの変化は、スマホユーザーの動画視聴環境や完全視聴率のデータを元に、いかにユーザーが視聴しやすいかを検討された結果から、生み出されたものです。
この点の考え方はWebサイト制作でも同様で、いかにスマホユーザーの目線で最適な見せ方を考えるのか…。その大切さを痛感いたします。