2016.03.18
2020.01.06
Webマーケティング
地域性を考慮したペルソナ設定と検索キーワード選定
コンテンツSEOを進めるにあたっては、ユーザーのニーズに沿った検索キーワードを選定することは非常に重要な戦略工程の一つです。Google Search Consoleなどで分析してみると、ユーザーは様々な検索キーワードで自社サイトにアプローチしようとしていることが、見て取れるかと思います。
そんな多数のキーワードの中で、自社にとって有効なキーワードはどれなのか?
選定の手段の一つとして、自社サービスの「地域性」という切り口で検討してみるのはいかがでしょうか。
地域の特色を念頭に最適なキーワードを選ぶ
「大阪」や「西区」など住所名に基づいた地域名キーワードももちろん一つですが、ここでの「地域性」とは、その地域の特色やユーザーの行動パターンに基づいたものを指します。
総数は多くても地域で分けて見ると差が出るキーワード
たとえば、「自動車」に関連するキーワードですが、日本全国で見た場合の総数は非常に多いですが、地域で分けて見ると大きな差が出てきます。
電車が移動手段の中心でマイカー所有が少ない都心部と、自動車が必要不可欠な地方部では、当然「自動車」に関連するキーワードは地方の方が有効かつ検索数も多くなります。
ちなみに、東京は人口も検索試行回数も全国1位ですが、「自動車」に関連するキーワード検索は非常に少ないというデータがあります。また、「自動車」と併せて「自動車保険」や「修理」など、自動車に付随するサービスのキーワード数も地方より少ないそうです。
検索キーワード数だけを鵜のみにはしない
例で挙げた通り、ユーザーの住む地域によって生活や行動パターンは、同じ日本の中でも大きく異なります。そのため、検索の総数と同様にサービスを展開する地域や集客を狙う地域の特色を分析することは非常に重要となってきます。
Web広告を展開する場合は、地域によって表示回数を調整できたりもしますので、地域性を年頭に入れることで広告の無駄表示も抑えることができ、より効果的な展開ができます。
重要なのは細やかなペルソナ設定
ペルソナの設定には、年齢・性別・職業などを想定しますが、それだけではペルソナの想定としては不十分です。
ターゲットユーザーは、どの様な地域に住んでおり、その地域にはどのような特色や生活パターンが想定できるのか?
これらをペルソナ設定に盛り込み、ユーザーの課題に応えられるキーワードを導き出すことは有効な手段の一つです。
キーワードの選定で悩まれたのであれば、違う切り口からのアプローチとして参考にされてはいかがでしょうか。