2018.01.22
Webマーケティング
画面を見ないWeb端末、これからが注目のスマートスピーカー
スマートスピーカーというアイテムが話題になっています。声で指示を出すとそれに答えてくれる新しい家電といったところですが、音声入力にappleのsiriやAmazonのAlexaが使われており、Webとの親和性が強いメーカーからの製品が発売されています。
今回はこのスマートスピーカーがどういったことができる機器なのか、ざっくりと紹介したいと思います。
生活に家電のように寄り添う新しいスタイルのWeb端末
スマートスピーカーでできることとして、代表的な機能には以下のようなものがあります。
- ニュースやお天気などの情報の確認
- 提携Webマーケットでの買い物
- スケジュールの確認、管理
- 家電との連携、操作の自動化
どれも最近はスマートフォンやタブレットなどのWeb端末があればできていることですが、スマートスピーカーの最大の特徴は、これらの操作を音声で行うことです。
例えば朝起きたとき、枕元のスマートスピーカーに「おはよう」と話しかけると
・「オハヨウゴザイマス」とお返事
・今日の天気と気温を読み上げ
・キッチンの電動ポットがコーヒー用のお湯を沸かし始め
・リビングのテレビがニュース番組のチャンネルで立ち上がり
・知人からの優先度の高いメールやメッセージの到着を通知
なんてことができたりします。
家電で毎朝必ず行うルーチン操作や、スマートフォンでの操作など、ネットワークで連携できる端末の操作を一声で実行し、操作の設定によっては「メール来てたけど優先度低い宛先だから後で確認しよう」というような目と手を使って確認していたタスクを簡略化できたりする、そうやって日常生活を便利にしようとする端末が、スマートスピーカーです。
もちろん家電については、ネットワーク対応の製品であることが必要ですが、最近着々と増えてきおり、スマートスピーカーの普及によっては製品や機器、機能の対応スピードにも影響がありそうです。
有力製品の特徴
とはいえ現状では気をつける点もあり、それの最たる点は製品ごとに得意分野の差が顕著なことです。
現在国内ではGoogle、Amazon、ラインなどから製品が発売されており、それぞれ強みも様々です。
以下は国内有力機器のざっくりとした特徴です。
Amazon Echo (Amazon)
最も早く発売されたスマートスピーカーであり、Amazonが世界最大のECサイトであるメリットを存分に活用する機器となっています。
- Amazonの商品を購入することが可能
- Amazonと提携しているサービスの買い物が可能(ドミノピザのデリバリーなんかも)
- 他社アプリ(スキル)による発展性
- 複数のモデル展開をしており自宅に合わせたコーディネートが可能
- 価格が比較的安い
Google Home(Google)
日本で最も使われているチャットアプリ、LINEのアカウントに連携して利用するところが最大の特長にしてポイント。
- Googleのバックグラウンド技術(検索やMap、カレンダー等)と連携
- Google製品(Android端末やChromeCast等)と連携
- Actions on Googleで外部サービス拡張可能
- 日本語音声認識能力が高い
WAVE (Line)
日本で最も使われているチャットアプリ、LINEのアカウントに連携して利用するところが最大の特長にしてポイント。
- 「LINE MUSIC」と連携した音楽再生
- LINEへのメッセージ送信や新着メッセージの確認
- FriendsでLINE無料通話可能
- バッテリー内蔵で持ち運び可能
まとめ
冒頭に例で述べたような機能を使って漫画や映画で見たような未来の家電環境を実現する窓口、あるいはその先駆けとなりえるようなスマートスピーカー。これから発展していく技術の中核にネットワークがあるのでWeb業界でビジネスをしている我々にとっても注目のアイテムです。動向をしっかり見守りたいです。