2016.03.04

2017.05.18

中小企業-経営戦略

【戦略ツール】アンゾフの成長マトリックス

獲物をとらえたタカ

経営戦略や事業計画を策定する際に使える定番ツールをご紹介いたします。 これらツールは単体で使えるものや組み合わせて使うと良いものなどが存在します。 今回は成長戦略において一番初めの切り口として使用できるアンゾフの成長マトリックスをご紹介いたします。

ちなみにイゴール・アンゾフさん、知らない方も多いかもしれませんが、元々軍事用語であった戦略(ストラテジー)を経営に結び付けた経営学者で経営戦略の父とも呼ばれています。

アンゾフの成長マトリックスとは

事業ドメイン(事業領域)の位置づけを決定する際の切り口として使用します。 まず市場と製品の二軸を設定し、それぞれを既存・新規と分け、大きく4分類したものがアンゾフの成長マトリックスとなります。

アンゾフの成長マトリックス

1.市場浸透戦略

既存市場に既存商品を投入する戦略です。 他社との競争に勝ち市場占有率を高める必要があり販売促進や生産性向上なを行います。

2.新製品開発戦略

既存市場(既存顧客)に新商品を投入する戦略です。 既存商品のバージョンアップ版や関連商品などの開発を行います。

3.新市場開拓戦略

新規市場に既存製品を投入する戦略です。 既存商品の認知度を利用して当初とはことなるターゲットにセールスを行います。 例えば日本では学童用のかばんであるランドセルをファッションアイテムとして海外に販売したり、 赤ちゃん用のスキンケアを敏感肌の助成に販売するなどがこれにあたります。

4.多角化戦略

新製品を新規市場に投入する戦略です。 現在の事業とは関連しない分野へと進出する戦略となるため様々な機会がある反面最もリスキーな戦略となります。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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