2017.03.22
2017.05.30
クリエイターの日常
2017年3月中にリリース予定の「iOS 10.3」はかなり重要なアップデートのようです
先日こんな記事を見かけました
iOS 10.3はマイナーアップデートという印象を与えるが、実際にはかなり大きな変更が含まれる。 Appleはこのアップデートを利用して、iPhoneと「iPad」が使用するファイルシステムを19年来の「HFS+」ファイルフォーマットから 新しい「Apple File System」(APFS)に変更しようとしている。
…HFS+? Apple File System?調べてみたほうがいいな…。
調べてみた
- HFS+ → Apple社のMac OS/Mac OS Xで利用されるファイルシステム。
- Apple File System → Apple社が開発している、HFS+後継のファイルシステム。
ファイルシステム…。じゃあファイルシステムってなに?
誰しもパソコン上で、文章を書いたことがあると思います。文章の作成・編集が終わった後、「名前を付けて保存」を選び、任意の名前を付けてファイルに保存できますし、その文章をもう一度読みたくなったら、エディタでそのファイルを指定して開くだけで気軽に読むことができます。あなたは、これら一連の操作の中で、自分が書いた文章がHDDのどこに書き込まれ、どこから読み込まれるのかを気にする必要はありません。これこそが、ファイルシステムの役割なのです。
…要はファイル、ディレクトリなどのデータ管理を司るシステム、ってことでしょうか。根幹をなす管理システムが変更になるってことでいいのかな?
つまり管理の担当者が、定年退職で新しい担当者に入れ替わる。で新担当者が「今日から今までの管理方法全部変えまーす」みたいな状況でしょうか。
これを19年ぶりにするって…いやあ…これ、大変なことじゃないか!!こんな重要なアップデートをノーモーションで行おうとしているApple。相変わらずです。
iOS 10.3のアップデートをする前に必ずデータのバックアップを
で、CNET JAPANの記事の続きは…
これら2つのファイルシステムの間に互換性はない。ひとたびApple File Systemにアップグレードしたら、すべてのデータを消去してストレージを再フォーマットしない限り、HFS+に戻すことはできない。つまり、iOS 10.3がインストールされたら、その端末に保存されているすべてのファイルがHFS+からApple File Systemに変換される。Appleは、この変換プロセスを可能な限りスムーズに進められるように、そして問題が生じないようにするために多大な努力を払ってくれると思われるものの、ファイルシステムのアップグレードには、何らかの不具合が生じるリスクが常につきまとう。そして実際に、アップグレードプロセスでファイルの変換が始まった後に不具合が発生した場合、データの消失が現実となってしまう可能性がある。
というわけで今回のiOSアップデート、かなり重要なアップデートになっています。iPhoneに入っているデータ、無くなるのが嫌ならアップデート前にiCloudやiTunesにバックアップ必須ですよ!