2016.04.26
2020.01.06
Webマーケティング
テキストマイニングでWebサイトのインバウンド効果を高める!
Webサイトからのインバウンド効果を高めるためには、サイトへの集客が必要不可欠となります。
サイトへの集客にはコンテンツSEOが有効な手段ですが、闇雲にコンテンツを打ち出しても思うような効果は得られない可能性があります。そのため、しっかりとユーザーのニーズを探り、有効なコンテンツを提供していくことが重要となってきます。
テキストマイニングで潜在ニーズを発掘
ユーザーのニーズを探るには、テキストマイニングという手法があります。
テキストマイニングとは、数あるテキスト情報の中から価値ある情報を掘り出す(mining = 発掘)という意味が込められています。 テキスト情報の数を集め、その中から単語やフレーズを整理して出現頻度・相関関係を分析することで、隠された情報や有力な手がかりを摘出します。
テキスト情報を集める手段
糸口となるテキスト情報は様々な手段で集めることができます。
検索キーワード
ユーザーが検索したキーワードクエリ情報は、ユーザーが求める情報を探る上で最も有効なヒントになります。 Google Search Consoleを用いて検索クエリを摘出しグルーピングすることで、ビッグキーワードに付随したニッチワードを多数集計できます。
検索キーワードはユーザーのニーズに直結するため、最も有力なテキスト情報に成り得ます。
Yahoo知恵袋など知識共有サイト
Yahoo知恵袋はユーザーの質問をユーザーが応えるという、ユーザー同士の課題解決の場です。潜在的な疑問が議題として挙げられているため、ユーザーが求めている情報の糸口を探る手段としても使えます。
Twitterなどのソーシャルメディア
SNSは情報の宝庫です。情報の流れが速いため、タイムリーに情報を摘出することはなかなか大変ですが、例えばTwitterであれば同じ業界・同じ業種同士の繋がりや、Twitter検索を用いてテキスト情報を収集することができます。
打ち合わせ・会話に潜むテキスト
既存顧客との打ち合わせや社内でのやり取りの中にも、重要なキーワードが隠されている可能性があります。打ち合わせ時は基本的にメモを取ると思いますが、その中に含まれるテキスト情報は重要な分析資産となり得ます。やり取りの中で出てきたキーワードは残しておくことをおすすめします。
問題発生時やクレーム対応時に潜むテキスト
問題が発生したときは、どうしても対応に頭が向いてしまいがちとなってしまいますが、解決のために調べた情報やクライアントから指摘された事には、重要なヒントが含まれている可能性があります。
ピンチの時こそ、次につながるチャンスの糸口は潜んでいます。解決のために揃えたテキスト情報などは、改善の意味も込めて残しておくと良いでしょう。
テキストマイニングによるペルソナ設計
テキストマイニングはユーザーペルソナの設計にも役立ちます。テキスト情報から傾向を分析することで、ユーザーの思考や行動パターンを読み取ることができます。ペルソナ設計はコンテンツ内容を決める重要な工程なので、時間をかけて多角的視点で進めていく内容となります。
効果を分析しPDCAサイクルを回す
テキストマイニングで摘出した情報を元に、Webサイトのコンテンツに反映し完成したとしても、そこがゴールではありません。
重要なのは、打ち立てた施策やコンテンツが計画通りに反響を生み出しているのか、評価をし改善することが必要となります。 このPDCAサイクルを回すことが、Webサイトからのインバウンド効果を高めるために重要となる工程です。
テキストマイニングにより摘出した情報が正しいものであるのかは、実行してみて初めて見えてくるものです。また、実行したコンテンツからさらなる情報が取れるようになりますので、一連のPDCAサイクルは決して無駄にはならず財産となります。
インバウンドマーケティングは時間と多角的視点の分析を重ねることで、効果が表れてきます。継続的に実施することを念頭に置き、取り組んでいくことが大切です。