2017.09.13
Webデザイン
ロゴデザインにおける3つの重要性
ロゴは企業(会社・商品)、団体、個人に問わず「顔(象徴)」となる非常に重要なものです。例えばマクドナルドと言われて何を思い出すか?と問われれば、赤の背景に黄色の「M」のマークをすぐさま思い浮かぶでしょう。
ロゴというのは、色、形で即座にその企業だと判断できる便利ツールでもあります。いわゆるCI(コーポレート・アイデンティティ)と呼ばれるものですね。
では、ロゴをデザインする上で、必要なものとはなんでしょう。今回は最低限抑えたい3つの要素をご紹介します。
1.汎用性
文頭で「顔(象徴)」と述べたように、ロゴは様々な用途に用いられます。「ホームページ、ランディングページ、バナー」などのWeb媒体、「看板、ポスター、パンフレット、雑誌、名刺、封筒、領収書」などの印刷媒体…etc。
そのためロゴデザインは「様々な環境に対応できる」汎用的な形状のデザインが望ましいとされています。
デザイン系の学校で学んでいる生徒が行いがちなのが「グラデーション」や「何色も色使用」しデザインするケースです。一件派手で目立つように感じますが、封筒や領収書などの単色(黒一色など)で作られる媒体に対してはどうでしょう。
配色を減らしてもデザイン性が崩壊しないロゴデザインが望ましいです。
2.視認性
例えば、複雑な形状のロゴを作ったとします。Webならホームページ、印刷なら名刺などで小さく使用するときに形状が潰れてしまうことがあります。
ロゴは色んな環境で使用されます。遠くから見ても近くから見ても、しっかりと「認識できる」ロゴデザインが望ましいです。
3.普遍性
ロゴというのは長い時間をかけて認知されていくものです。
老若男女問わず、誰にでも認知でき、覚えやすく「時代に影響されない」ロゴデザインが望ましいです。
こぼれ話
「GAP」というアメリカのファストファッションの先駆けのようなブランドがあります。GAPといえば紺色の四角の背景にセリフ体の白のフォントが使用されたロゴを想像しないでしょうか。このロゴは1984年から使用され続けていましたが、2010年10月に大刷新されます。しかし殆どの方は刷新されたことを知らないでしょう。
なぜなら発表後、ネットなどで論争が起き、8日間で元のロゴに戻したからです。ちなみに2012年にGAPはもう一度大刷新してますが、またすぐに元に戻しています。
企業によっては変化が少ないようにロゴを変えたり(SONYやコカ・コーラなど)します。人は当たり前のようにあったものの変化を受け止めることが難しいのです。もちろん、ガラッと変え認知されるロゴもあります。こればかりは「使い続ける勇気」が企業に求められます。長い時間をかけて認知力を上げるしかないのです。
最後に
まだロゴをデザインする時における色んな要素はありますが、この3つを抑えておけば説得力があり「妥当性」のあるロゴデザインが出来るのではないかと思います。
ま、それが難しいんですどね… 笑