2016.02.25
2020.01.06
Webマーケティング
間違って使いがちな漢字の意味を知り正確に使う
メールやブログを書いていると同じ読み方で似たような意味の漢字があり、「どっちの漢字だっけ?」となる時があります。また、急いでタイピングした結果、思わぬ変換ミスで後から間違いに気づく…なんてこともあり得ます。
ビジネスシーンでこのような間違いをしてしまうと少々不格好となりますので、間違えやすかったり似たような意味を持つ漢字を数点ピックアップし、改めて使い所を整理したいと思います。
似たような意味を持つ漢字
「制作」と「製作」
クリエイティブな仕事に携わる方々には身近な「制作」ですが、似た意味の漢字に「製作」があり間違って使いがちです。
「制作」は創造性をもって生み出すものを指します。弊社が携わるWebサイトを作る場合や芸術作品は「制作」となります。
「製作」は機械的に作る(製造する)もの、量産されるものを指します。
ただし例外があり、「映画」の場合は2つの漢字を使い分けるようです。映画作品そのものを作る実作業を「制作」。作品の企画や宣伝広告、パッケージを作る作業は「製作」となります。非常にややこしいです。
「図る」と「計る」と「測る」
読み方が同じですが、バリエーションが多い「はかる」です。
「図る」は検討するという意味合いで使われるほか、企てるや目論むという意味も持っています。
「計る」と「測る」は数字に関連した時に使います。「計る」は計りを使って数字を数える際に利用し、「測る」は面積・長さなど寸法を表す時に使うと言われていますが、この2つは非常に意味が似ているため、「計測する」などに置き換えて使うと間違いは無いです。
「規定」と「規程」
「決められたもの」を表す漢字ですが、「規定」は法で定められたものを指します。たとえば道路の最高速度は「規定」となります。
「規程」はもう少し緩めたイメージで、たとえばスケジュールなど決まりを定めたが状況により変更調整するものを指します。
間違って使いがちな漢字
「未だに」と「今だに」
「まだ」や「依然として」という意味合いですが、「今だに」は間違いで「未だに」が正解です。変換では「未だに」が出てきてくれますが、手書きの時は間違えがちなので注意が必要です。
「適正」と「適性」
読み方は同じですが、意味や文法的にも全く別ものです。
「適正」は形容詞で「正しい」や「的確な」と同義です。「適性」は名詞で、「能力」や「適応力」と同じ意味となります。
書くことを急がず適した漢字を使う
手書きで文章を書いている時は、頭の中で言葉を変換しながら書くことができましたが、キーボードタイピングでは速さを求めるあまり、変換に頼ってしまい、頭の中の変換が追いついていないように感じます。その結果思わぬ恥ずかしい変換ミスをやらかすこともあります。
メールやブログは正しい文章の取扱が重要です。似たような漢字で迷うときは、まずは頭の中でじっくりと変換し落ち着いて書くことを大切にしたいものです。