2017.11.13
Webマーケティング
スマホが動画コンテンツを見るデバイスのトップに
ジャストシステムによると、テレビ番組を含む動画コンテンツを視聴した際に最も長時間使用したデバイスについて調査したところ、使用率が一番多かったのはスマートフォン(29.8%)という結果となりました。
今や動画は手軽に楽しめる時代になり、最近ではYouTubeを中心とした動画配信サービスも増え、年齢を問わず年々利用者が増加しています。いったいスマートフォンの使用率が躍進した背景には何があるのでしょうか?
スマートフォンが躍進した4つの理由
1.即座に接続できる利便性
本来の役割である通信デバイスとしての特長、すなわち365日24時間電源が入っており、ポケットから出した瞬間インターネットに接続できる利便性は大きな強みであると言えます。
2.スピード感とリアルタイム性
複数の情報をじっくり見比べるのであればパソコンを使うほうが効率は良いですが、手っ取り早くリアルタイムな情報をインプットするには、やはりスマートフォンに軍配があがります。
3.接触時間の増大
アプリやソーシャルゲームの充実から、ほんの数分という短時間をも十分楽しめるアイテムとなっているので、スマートフォンユーザーはホームでの待ち時間や通勤電車の中など、ほんの数分でもスマートフォンを利用しています。一日でみると、かなりの時間スマートフォンに向かっていることになります。
4.通信環境の充実
Wi-Fiをはじめとする通信環境の整備・高速化が進み、どこにいても手軽にインターネットを楽しめる時代となったのも理由の一つです。
動画コンテンツが注目される背景
ところでなぜ動画コンテンツが注目されるのか?それは動画の持つ特長にあります。
動画は、文字や静止画よりも強く印象に残るため、感情に直接訴えかけやすいメリットがあります。登場人物を通して、深く共感した経験は誰にでもよくあることではないでしょうか?
また文字だけを使用した内容と比べると、より詳しくより多くの情報を伝えることが可能です。文章では伝わりにくい情報もわかりやすく表現することができ、その情報量は約1,000倍とか。
ここにマーケティングでの活用の可能性を見出します。例えばブランドや商品の認知度アップのためにこの特長を活かせば、大きな効果が期待できます。年々ユーザーが増加するスマートフォン市場において、訴求力のある動画で勝負することはマーケティング成功への近道にもなり得ます。
エンターテインメントとしての動画配信と、マーケティング戦略としての動画活用という2つの側面がある動画ですが、手軽に視聴できるからこそ我々はよりシビアな目を持つべきかもしれません。