2017.08.20
2020.01.06
Webマーケティング
離脱率からホームページの改善点を導き出すために押さえておきたい3つのポイント
離脱率はユーザーがホームページに訪れたセッションがどのページで離脱したのかが見える数値で、ホームページの改善点を導きだすヒントにもなる大切な数値です。離脱率を見る上で押さえておきたい3つのポイントをご紹介しますが、まずはその前に離脱率が計測されるタイミングを見てみましょう。
離脱率が計測されるタイミング
以下はGoogleアナリティクスを例に離脱率が計測されるタイミングとなります。
- リンクやバナーから別ドメインのページに行く
- ブラウザの「戻る」で別ドメインのページに戻る
- ブラウザを閉じたりページのタブを閉じる
- セッション中に午前0時を迎えること
- ぺージを表示したまま何もしないで30分経過する
午前0時を迎えることと、30分以上が経過した時点で離脱が計測されるのは、Googleアナリティクスの仕様になります。
離脱率を見る上で押さえておきたい3つのポイント
- 離脱して欲しくないページの離脱率
- 離脱率の高いページの内容
- ナビゲーションが適切か
Point 1.離脱して欲しくないページの離脱率
離脱率が高いページが全て悪いとは限りません。例えば、お問い合わせフォームのフィニッシュページなど、ホームページのゴールとなるページの離脱率が高ければ、ユーザーが目的を完了したと見て取ることもできます。
しかし、それが仮にフォームの情報入力ページで離脱率が高い場合、ユーザーは情報の入力を止めて離脱している可能性を疑う必要があります。この場合、入力フォームの項目数や入力の利便性は適切か…といった点のチェックが必要となります。
このように、ホームページの目的を果たす過程にあるページの離脱率は要チェックです。
Point 2.離脱率の高いページの内容
製品ページやブログ記事のページで、他のページと比較して離脱率が高い傾向にあるページは要チェックです。そのページの内容がユーザーが期待した内容とは異なる可能性などを考え、情報をさらに詳しく掘り下げたり、不足情報を追加するといった対策の検討が必要になってきます。
Point 3. ナビゲーションが適切か
ユーザーの離脱につながるケースに、ナビゲーションが適切でないことも考えられます。あるページにたどり着いたにも関わらず、他のページへ移動するためのリンクが無い場合、ページを去ってしまう可能性は高まります。ホームページの全体に関わることですが、なるべく袋小路状態を作らないように、ページのナビゲーションや導線はユーザーにとって使いやすいものか、ユーザーの目線でチェックすることが大切です。
離脱率は「ホームページから離脱する」という言葉通りの意味のため分かりやすい指標です。ページ個々に比較や分析もしやすく、ホームページにある問題点を調査することにも適しています。是非活用してください。