2016.06.02
2020.01.06
Webマーケティング
ホームページの運用で無視できない!SSL導入によるセキュリティ対策の必要性
近年は、ホームページのお問い合わせフォームからユーザーの個人情報を入力してもらうなど、インターネット上で個人情報をやり取りする機会が多くなってきました。そのため情報を取り扱う側においても、個人情報の漏洩や不正アクセスを未然に防ぐための意識向上やセキュリティ対策を施す必要性が求められています。
セキュリティ意識の甘さが大きな損失を生み出す
情報漏洩に関するニュースを目にすることが多くなりましたが、これらは情報保護に対する意識の甘さが要因で発生するケースが少なからずあります。そして、たった一度でも情報が漏洩してしまと、ユーザーに迷惑を掛けるだけでなく、「信頼を損なう」という大きな損失を受けてしまい、その信頼を回復させることは非常に困難となります。
情報を守るための「SSL」
ホームページのセキュリティ対策で情報漏洩のリスクを抑える手段の一つに、Webサーバーに「SSL」を導入する方法があります。
SSLとは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上で通信されるデータを暗号化する技術です。パソコンやスマホなどの端末から送られるデータがネットワーク上を流れる際に、そのデータを暗号化してくれます。これにより、第三者が情報を読み取る危険性を減らすことができ、盗聴・なりすまし・改ざんといったリスクに備えることができるようになります。
SSLの導入のメリット
SSLの導入は情報漏洩というリスクを守るための対策となりますが、メリットはそれだけではありません。
企業の信頼度向上に貢献
SSLが導入されていれば、ユーザーからは「このページはセキュリティに対する高い意識を持ち、しっかりと対策がされている」という信頼が得られるようになります。
実在性を証明するものとなる
SSLは信頼ある証認局により、「実在性が確認」されているホームページである事を証明するものとなります。最近は本物に似せたニセホームページによる被害などもあるため、実在性の証明は非常に重要です。
Google検索結果のランキングにも影響
Googleは、2014年にランキングシグナルの要素として「https」を使用すると発表し、その翌年には「https」ページを優先的にインデックスするという発表をしました。つまり、検索結果の表示ランキングに影響をもたらす要素の一つとしています。
Google ウェブマスター向け公式ブログ
HTTPSをランキングシグナルに使用します
SSLが導入されたホームページの表示
SSLが導入されたホームページであれば、ブラウザのアドレスバー付近に「鍵」のマークが付き、アドレスも「http」ではなく「https」となり、SSLが導入されているホームページかどうかはアドレスバーを見るだけで判断ができます。
事が起こる前にセキュリティ意識の向上を
ホームページはビジネスを成功に導くためには無くてはならないものですが、企業の顔そのものでもあります。セキュリティ対策は企業の意識の高さを表すことにもなります。
「ウチは大丈夫」と軽く考えてしまうことが最も危険です。事が起こってからでは、もう手遅れです。
近年は企業のセキュリティ意識向上に伴い、SSLを導入するホームページは増加しています。もし、セキュリティについて少しでも甘さを感じるのであれば、改めて対策を検討する事をおすすめいたします。