2016.09.30

2017.05.15

Webマーケティング

SXO(検索体験最適化)って何だろう?SEOとの違いなど

カメラを構える女性

今後のWeb集客において無視することができなくなりそうなワード「SXO」をご存知でしょうか。

SXOは「Search Experience Optimization」の略で、「検索体験の最適化」という意味です。 ExperienceなのにEではなくXなのはSEOになってしまい区別できなくなるからだと思われます。

現時点ではSEOの進化版という位置づけになっているようです。

今回はSXOとはなにかについて簡単に説明いたします。 SXOを理解するうえでまずはSEOのおさらいから。

SEOとは

「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。 SEOは狙ったキーワードで検索の上位表示を目指すもので、上位表示されることでアクセス数を稼ぐことが主な目的となります。

国内の検索エンジンといえばGoogleとYahoo!の2つが主力となりますが、2011年からYahoo!もGoogleの検索技術を利用しているため、 基本的にはSEO対策=Google対策となります。

Googleの検索順位決定の思想は昔から変わらず「ユーザーに有益な情報順」というとてもシンプルなもの。

しかし「ユーザーに有益な情報」を何で判断するのか、 「日本語の解析が英語に比べて困難」という2つの問題からユーザーに有益な情報を発信しているサイトよりも、 Googleに評価されるための作りを優先したサイトが上位表示されるという時代が続きました。

これはGoogleの「ユーザーに」という思想に対して、それを判断するための技術(アルゴリズム)が未成熟であったため、 サイト運営者は結果として「ユーザーではなくGoogleに評価されるサイト作りやSEO対策」を行わざるを得なかったともいえます。

近年ではGoogleの技術も進化しコンテンツの内容(独自性や旬の話題など)による順位付けの精度がかなり向上しています。

そのためユーザーを置いてけぼりにするようなテクニカルなSEOだけでは上位表示が難しくなりましたが、SEOという概念は基本的には「Googleに対して行う対策」 という位置づけになります。

SXOの主役はユーザー

SXOは「ユーザーの検索意図をとらえたコンテンツを提供しユーザーを満足させる体験をさせているか」 といったもので、Googleは今後その観点でも検索順位を決定していくと予測されています。

ではGoogleはどのように満足度を図るのでしょうか。

例えばこれまで特定のキーワードで上位表示されていたサイトでも、検索結果に表示されるタイトルや概要(description)を見たユーザーが、 自分の求めている情報ではないと判断しあまりクリックされていなければユーザー満足度が低いと判断できそうです。

またサイトには訪れたがすぐに検索結果ページに戻ってしまうような動きもユーザー満足度が低いと判断できそうです。

コンテンツの内容やサイト全体のユーザビリティーなども基準となりそうですが、 満足体験をサポートするための安心(サイト全体のSSL化)や閲覧媒体に最適化されたレイアウト(レスポンシブ化)、表示速度といったこともますます重要になりそうです。

最後に

SXOはまだ情報が出そろっているわけではないのでこれからの動向が非常に楽しみです。

ユーザー体験を解析しユーザーが満足しているかをGoogleが判別できるようになった時、 検索エンジンのアルゴリズムは完成に近い状態と言えそうです。

近い将来訪れるであろう状況に備えて、サイト運営者はユーザーの満足体験を追求し、コツコツとコンテンツを積み上げていくことが重要になりそうです。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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