2018.01.29
Webマーケティング
世界最大級のビジネス特化SNS、LinkedIn(リンクトイン)とは?
LinkedIn(リンクトイン)とは、2003年5月にサービスを開始し、2017年には世界での登録ユーザー数約5億人を記録しているSNSサービスです。
SNSですが友人や知人と繋がるのではなく、同僚や上司や取引先といったビジネス上の交流があった相手とのコミュニケーションツールとして利用される想定のツールです。じわじわと日本でも浸透してきているこのツールについて、今回はざっくりとまとめてみました。
ビジネスの経歴を可視化するSNS
ビジネスで交流のあった相手とのSNS、と聞くと日本では「facebookでいいのでは」と思う向きがまだまだ強いですが、LinkedInはfacebookとは想定される使い方が違います。
LinkedInのプロフィール欄に載せる情報は以下のような物になります。
- 現在の勤務先
- ポジション名(役職)
- 業種
- スキル
- 最終学歴
- 学位
- 資格
- 自身のキャリア・バックグラウンドについて
- 得意とする言語
- 自己PR動画、画像、プレゼンテーションの追加
履歴書に載せるような内容ですが、ユーザー登録の際に尋ねられる内容です。
facebookがユーザーのプライベートでの振る舞いをや繋がりを可視化しているのに対し、LinkedInはユーザーのビジネスでの経歴や繋がりを可視化しているツールなのです。
LinkedInは現状、アメリカを中心とした海外で多くのユーザーに利用されており、採用や転職の際のツールとして有効活用されています。パナソニックでは北米の中途採用の8割が、LinkedIn経由で採用できているそうです。
日本でのLinkedIn
世界で5億人のユーザー数を所持するLinkedInですが、日本からの登録ユーザー数はそのうち200万人ほどとなっており、まだまだ浸透するのはこれからといった様相のようです。また、日本の就業習慣では勤続年数の長さが評価されたり、ステップアップのためにどんどん転職していくようなスタイルがまだまだ一般的ではなく、繋がりを使って気に入ったプロジェクトへどんどん飛び込んでいくような、LinkedIn的な就業スタイルへのハードルの高さがまだまだ感じられます。
ただ、IT、外資、コンサルティングといった業界の登録ユーザー数は、日本でも近年伸びてきており、海外との窓口や技術交流のツールとして利用できる企業は積極的に取り組んでいるようです。
まとめ
LinkedInは、欲しい人材をスキルから探したり、キャリアが近い人材との関係作りを行うのに、有用なサービスです。
日本の商習慣とどのように親和し浸透していくのか、これからが注目のサービスといえます。