2017.01.18
2017.05.30
クリエイターの日常
ニンテンドースイッチの価格は高いのか安いのか
任天堂が満を持して発表した「ニンテンドースイッチ」
2015年3月に「NX」のコードネームとして発表されたプロジェクトが、「ニンテンドースイッチ」と名前を変え、2017年3月3日に発売すると発表されました。
任天堂らしく遊び心満載の機能が搭載されており、据え置き機の枠を越え、街に持ち歩き(タブレット型で)できるように設計されたハードとなっております。
米国では先行予約が開始され、予約注文がAmazon、GameStop、Walmart、Best Buyですでに完売。海外のショップ「GameStop」では、すでに初代Wii Uの2倍の予約数に達しているそうで、今のところ滑り出しは順調なようです。
有名ゲーム情報サイト「Game*Spark」では緊急アンケートを実施。その結果は…
概ね好意的に見られているようですね。一方ITmediaでのアンケート結果は…
2メディアのアンケート結果だと、買うと決める材料がまだ少ないのかもしれませんね。
世間では価格が高いとの指摘も
そんなニンテンドースイッチですが、ネット、SNS界隈では「価格が高い」と思う人も少なくないようです。今回プレゼンテーション&体験会で発表された価格は「29,980円(税別)」。税込みでは32,378円ということですが、私個人としては頑張ったなあという印象です。
そこで過去のゲーム機の価格を見てみる
そんなニンテンドースイッチですが、過去のゲーム機の値段を調べてみると…
- ファミリーコンピュータ 1983年発売(14,800円)
- PCエンジン 1987年発売(24,800円)
- スーパーファミコン 1990年発売(25,000円)
- セガサターン 1994年発売(44,800円)
- プレイステーション 1994年発売(39,800円)
- X box 2002年発売(34,800円)
- プレイステーション4 2013年発売(41,979円)
もちろんこれ以外にも様々なゲーム機が発売されていますがキリがないので抜粋です。ちなみに私が初めて買ったゲーム機は「カセットビジョンJr」です。ええ、だから何って感じですよね。次いきます。
もちろん発売後、価格が下がったりしていますので一概には言えませんが、年々スペックがうなぎのぼりで上がっていくにつれ、価格の方も上がっていっているかなという印象です。上記を見るとニンテンドースイッチの「29,980円」というのは決して高いとは言えないのですが、ではなぜ高いという声が出るのでしょう。
何が「高い」と思わせるのか
要因を考えると…複数ありますがこんな感じかなと、私は考えています。
- 娯楽の多様化に伴いゲームという娯楽に価値を見いだせなくなった
- スマートフォンのゲームアプリの基本無料に慣れてしまった
- スマートフォン「実質0円」キャンペーンや中国、韓国などの低価格PCのシェア拡大などの価格破壊が普通になりハードに対する価値観が崩れてしまった
- SNSなど個人が情報を発信するようになり様々な意見を見れる(知れる)ようになった
他にも色々考えられますが、上記の要素が大きな原因なのかなと個人的に思いました。
特に影響のあるのは「娯楽の多様化に伴いゲームという娯楽に価値を見いだせなくなった」というのが大きいのではないでしょうか。その昔、私は新しいゲーム機が発売された時、値段なんか気にしませんでした。欲しいからです。遊びたいゲームがあったからです。ゲームセンターに行かなければ遊べなかったゲームが、家でできるようになった「今までに無かった新しい娯楽」だったからです。そこに価値があったからです。それは今も変わらないと思います。価値を見い出し、買う人は買うんです。
今は「買う人は買う」その『母数が少なくなった』ということなのかな、と思います。
音楽業界にも言えることですね。時代なのかもしれません。ですがファミコンの盛り上がりやセガ、SONYのライバル争いをリアルタイムで見てきた私としては、やはり任天堂ブランドには頑張って欲しい。任天堂が社運をかけたと言っても過言ではない「ニンテンドースイッチ」。ぜひ売れてほしいと思います。
アトラスさん。ニンテンドースイッチで「真・女神転生4」を出すと聞きました。早く出してね。え?4?もう出てるって?そんなのありましたっけ?