2017.06.08
クリエイターの日常
任天堂が「化粧箱のみ」を販売する意味とは
相変わらず品薄状態のニンテンドースイッチ。そんな中、任天堂は大人気ブランド「スプラトゥーン2」の同梱セットの予約を開始ししたのですが、なんとスプラトゥーン2エディションの「化粧箱(外箱)のみ」の販売も開始されました。
SNS界隈ではなぜ化粧箱のみ?と疑問の声が
SNS界隈では「誰が買うんだ?」とか「任天堂が迷走しだしたww」と言ったコメントが出てきておりましたが…
私これ、凄く大事なことだと思ったんですよね。
だって物を買う時のワクワク感って、パッケージに集約されてるじゃないですか! CD、レコードだってジャケ買いするじゃないですか!そして…
スプラトゥーン2エディション、欲しいじゃないですか!
購入済みユーザーへ配慮した試み
今回任天堂は、化粧箱だけではなく、セットに同梱されているスプラトゥーン2カラーのコントローラー、同梱されるステッカーも全て単品で販売しました。つまり購入済みの人も、スプラトゥーン2エディションにカスタマイズすることができる!ということです。
ニンテンドースイッチをすでに購入している人からすると、「あー、やっぱり出したか…」や「それならもう少し買うの待てば良かった…」といった思いが出てきます。そんなニーズに応える。これって今までどこのメーカーも試みたこと、無いんじゃないでしょうか。
自社ブランドを把握し、ユーザーのニーズに応えるということ
つい最近、大手百貨店の食料品売り場で買い物をしたとき、精算時に「紙袋はお付けしますか?」と聞かれました。私はもちろん「お願いします」と答えました。
百貨店で買うというのは、百貨店という「ブランド」を買うということだと思うのです。
近所のスーパーで買い物をするのと訳が違います。百貨店から出た時にビニール袋で出てきたら、ユーザーも恥ずかしいでしょう。
今回の試みは「紙(神)対応」だった!
こういった気遣いを、今回の任天堂には感じたのです。「任天堂ってユーザーのニーズをしっかり分かってるんだなあ」と、凄く感じた一件でありました。