2015.09.11
2020.01.06
Webマーケティング
数字に惑わされないアクセス解析のポイント
世の中には色々な数字が溢れていて、見た目の数字に惑わされて正確な判断ができなくなってしまうことがあります。例えば、映画のCMでよくある「総製作費50億円、全米が泣いた…」といったうたい文句ですが、総製作費がいくらかかっていようと、その映画が面白いという根拠や指標にはなりません。
Webサイト運営の現場では特にアクセス解析で見た目の数字に惑わされて誤解してしまうケースがあります。
アクセス解析で惑わさがちな数字の例
離脱率の誤解
ユーザーがサイトから離脱したページの事です。サイトのコンバージョン経路の途中のページでこの数字が高ければ問題ですが、目的が完了するページなのであればむしろ離脱は当然の動きです。
直帰率の誤解
ユーザーがランディングしたページから他のページに遷移することなく離脱したユーザーの数値です。離脱率と同様、このページが目的達成ページと設定しているのであれば離脱は当然の数値となります。
ページビュー率(数)の誤解
ユーザーがどれだけページを見てくれているかを表す数字で、多い方がたくさんページを見てくれているため良いと思われがちです。しかし、そのページがあちこち見て回ってもらうことを目的としているのであれば良いのですが、サイトの導線を整えてユーザーが迷わないことを目的としている場合は、見直しが必要な可能性があります。
アクセス解析のポイントまとめ
上記に挙げた数字はアクセス解析における数字の一角にすぎませんが、これらの数字はユーザーの閲覧結果であり一つの指標でしかありません。重要なのは、その数字から読み取れるユーザーの動きが、ページの目的に沿った行動に伴っているかを見極めることです。
数字の見た目だけに惑わされることなく、冷静な目で分析していきたいものです。