2017.09.18

Webマーケティング

インスタ普及の要因、承認欲求をサクッと理解する

インスタ映え

2012年4月InstagramをFacebookが10億ドル(約810億円)で買収し大きな話題となりました。

社員はわずか13人。売上高もまだ、ほぼゼロのInstagramに10億ドルと言うインパクトは中々のものでしたが、その後のインスタの躍進は皆さんご存知のとおりです。

リリース当初は、写真を加工してアップするだけで何が楽しいかわからないといった声も多かったようですが、このシンプルな仕組みが承認欲求を満たすツールとして最適だったのではないかと思います。

承認欲求とは

過去に投稿したマズローの欲求5段階説に登場する人間がもつ欲求の一つです。

ざっとおさらいすると、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローが欲求を5段階に分類したもので、低階層の欲求が充たされると次の欲求を欲するという考え方です。 ピラミッド型の図で示されており、欲求は並列ではなく下から1段づつ進んで聞くことが原則となるというもの。

その中にある4段目にあるのが承認欲求で、尊厳欲求とも呼ばれています。この欲求は帰属しているグループ内で認められたいという精神的欲求のことで、「いいね」がほしいという欲求がそのまま当てはまります。

Facebookでも「いいね」獲得に夢中になる人が続出していますが、どちらかというと同じ趣味趣向の人達とつながる事で社会的欲求をみたす事が当初の狙いだったように思えます。Facebookで社会的欲求が満たし、Instagramのシンプル操作で写真を投稿して「いいね」を獲得することで承認欲求を満たすという流れを考えると、ヒットは必然だったのかもしれません。最近は「インスタ映え」という言葉が一般に浸透するほど普及したのも納得です。

さいごに

ずいぶん昔の話になりますが私が学生時代、スマホやSNSもなかったのですがInstagramのように流行したものがプリント倶楽部、これも承認欲求をみたすツールだったのかもしれませんね。 インスタで承認欲求を満たした人達に今後Facebookがどのようなサービスを仕掛けてくるのか楽しみです。

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この記事の筆者

代表取締役 岡本 裕伸

代表取締役 岡本 裕伸

2004年にWeb業界に足を踏み入れ、デザイナー、コーダー、ディレクターを経験。近年ではWebコンサルタントとして経営戦略を絡めた提案や会社設立サポートなども行う。

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