2017.10.12
Webマーケティング
日本にもこの波は来る?フランスでレタッチ写真に表示義務&罰金
以前イギリスで性差別を無くす規制導入が、2018年からスタートするお話を取り上げたことがありました。
こういった波は広がりを見せているようです。
今度はフランスで商用写真(コマーシャルイメージ)に写ったモデルを痩せている、もしくは身体の一部を大きく見せるようなレタッチ(加工する)際「この画像は加工してますよ」という表示が義務付けられるそうです。
フランスで施行された新しい法律によると、コマーシャル用写真に写ったモデルがデジタル編集によって痩せているように加工されていたり、もしくは身体の一部が大きく見えるように加工されている場合は「Photographie retouchée(画像は編集されています)」というラベルを表示することが義務付けられました。
法律を破った写真に対しては約500万円(3万7500ユーロ)、もしくは広告制作費の30%が罰則金として課されます。
なんと罰金まで課せられるみたいですね…。しかし約500万円、もしくは広告費用の30%ってのは大きいですね。
美の価値観の変化と広告
日本では根強く「痩せている」というということがステータスになっています。特に若い人の間では顕著ですが、世界の美の基準は年々変わって来ています。さらにギズモードの記事では、昨今の欧米セレブのたちの動きも伝えています。
欧米ではセレブリティたちがフォトショップされていない自分の体形をソーシャルメディアに投稿したり、雑誌の写真で自分の承認なくフォトショップされた際に抗議するといった動きが広がっています。
こういった動きは、著名人が行うと効果が出ますよね。広告、雑誌業界でも物議をかもしだしそうです。
最後に
日本でもテレビや雑誌、ネットではダイエット特集が常に組まれ、広告でも様々なサプリやダイエット方法が蔓延しています。正直過剰なものも多々あり、明らかにレタッチ(加工)しているものもあります。
記事によればこれに伴い、Getty Images(大手写真提供サービス)でもルールを改変したそうです。そろそろ日本でも国単位で本格的に規制に乗り出すのではないかなと、フランスの動きをみて思う次第です。