2016.02.09

2020.01.06

Webマーケティング

数字をうまく見極めるポイント

整然と並んだ数字

マーケティングにおいて、数字を分析することは非常に重要です。Webサイトのアクセス解析でもたくさんの種類の数値の中から、改善の方向性を見いだしていかなければいけません。

しかし、数字の種類や項目が増えれば増えるほど、圧倒されてパニック状態になりがちです。そうなると、冷静に本質を見極めることが難しくなってきます。そんな時、数字の大群から注視すべきポイントが分かっていれば、気が楽になり冷静な目で判断しやすくなります。

注視すべき数字の基本ポイント

数字を見るときのポイントは主に3つです。複雑な事はあまり考えず、まずは基本を押さえるところからです。

計算の大元になった数字の数を見る

まず最初に気にするべきが、計算の大元になった数字の個数です。

たとえば、
○○の検索キーワードでGoogleで1位!

Webサイトの検索順位はSEO施策を行う上で重要な評価基準になります。しかし、ここで「1位になった」という点ばかりに目を向けてしまうと、全体の大局を見失ってしまう可能性があります。
ここで注視すべき数字は、

検索結果全体数はどれくらい?(競合の数)
どの期間で?(調査年数)

といった観点に目を向けることが重要です。そうすれば、目に入る情報以外にも検証すべき項目が見えてくるようになります。

最大値と最小値をピックアップ

様々なバリエーションの数字から、項目ごとに最大値と最小値をピックアップするようにします。過程の数字ばかりを追ってしまうと、大枠の範囲が見えにくくなってしまうためです。

たとえば、
あるWebサイトの月間平均ページビューが、A月とB月で共に2だったとします。このWebサイトの月間平均ページビューの基準値が2である場合、結果数値だけを見ると「いつも通り」と判断してしまうところです。そこで、それぞれの月のページビュー最大値と最小値をピックアップしたところ、

A月:最大値が6で最小値が1
B月:最大値が3で最小値が2

という結果がでました。
A月の最大値6というのは平均よりも高いため、異常値として疑いを持つべき数字になり、その日に何があったか分析する必要が出てきます。

統計学ではよく平均値を捉えますが、平均値は中央の数字でしかなく、最大値と最小値によって平均値の意味合いもずいぶんと変わってきます。そのため、まずは数字の最大最小をはっきりとさせることが重要です。

最大値と最小値の差を見る

最大値と最小値をはっきりとさせたら、今度はその差を見ることも重要です。前述の例でいくと、A期間の差は4でB期間の1よりも範囲が広いです。この差を見ることで、A期間の間に何か大きな動きがあったことが予測できます。

このように、最大値と最小値をみることで、数々のヒントを得られる可能性が出てきます。

数字の合計を見る

数字の大群という表現どおり、ばらけた数字情報だと何から手を付けるべきかが分からなくなります。そこで、項目ごとの数字を足し合わせて合計値を算出します。そうすることで、全体量が把握できて、個の数字の意味が取れるようになってきます。

たとえば、
ある1日のWebサイトへの訪問者数が500

この数字単体だけをても、何も情報が見えてきません。そこで、月間の合計数字に注目します。月間合計訪問者が6000であった場合、この500という数字は1日の平均数字よりも多いということが判別できるようになります。ここから、その日は何か特別なことがあったか?と疑いを持てるようになるのです。

複雑な見方は整理してから

まずは基本的に押えるべきポイントを挙げましたが、見るべきポイントを絞って注視すれば、だんだんと情報が整理されていきます。ある程度整理が出来てきたら、比較をしたり条件を加えてフィルタをかけたりと、複雑な分析に進むことが可能となります。

最初から複雑なことを考えようとはせず、まずは冷静に数字を仕分けることから始めてみてはいかがでしょうか?

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この記事の筆者

ゼロワンアーススタッフ

ゼロワンアーススタッフ

大阪市西区のホームページ制作会社ゼロワンアースのスタッフです。Webに関することを中心に執筆しています。

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